周東佑京は、1996年2月10日生まれ、群馬県出身のプロ野球選手だ。2026年11月現在は30歳。福岡ソフトバンクホークスに所属し、外野手としてプレーしている。
基本プロフィールは次のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 周東佑京(しゅうとう・うきょう) |
| 生年月日 | 1996年2月10日 |
| 年齢 | 30歳 |
| 出身地 | 群馬県 |
| 身長・体重 | 180cm・74kg |
| 投打 | 右投左打 |
| ポジション | 外野手 |
| 所属球団 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 背番号 | 23 |
| ドラフト | 2017年育成選手ドラフト2位 |
| 出身高校 | 東農大二高 |
| 出身大学 | 東京農業大学北海道オホーツク |
これらは球団公式選手名鑑と日本野球機構(NPB)の選手情報に掲載されている。
特に注目したいのは、180cmという恵まれた体格と、俊足を生かしたプレースタイルの組み合わせだ。
周東は単に足が速いだけの選手ではない。外野守備での広い守備範囲、内野安打を狙える打撃、塁に出た後の走塁判断など、スピードを複数の場面で生かしている。
また、背番号23は現在のホークスでの登録番号。育成選手として入団した選手が、チームを代表する選手の一人にまで成長したことも、周東のキャリアを語るうえで欠かせない。
【経歴】育成ドラフト2位から盗塁王へ!周東佑京の成長の軌跡

周東のプロ野球人生は、最初から一軍の主力として始まったわけではない。
高校は東農大二高。その後、東京農業大学北海道オホーツクに進学し、大学野球を経験した。
2017年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから育成2位指名を受けて入団。育成選手としてプロ生活をスタートさせた。
プロの世界では、俊足だけでなく打撃や守備を含めた総合力が求められる。周東も二軍で経験を積み、2019年に支配下登録を勝ち取った。
周東佑京の主な経歴と転換点| 時期 | 出来事・関係者 | 主な実績・意味 |
|---|---|---|
| 高校時代 | 東農大二高 | 群馬県で野球に取り組む |
| 大学時代 | 東京農業大学北海道オホーツク | 大学野球で経験を積む |
| 2017年 | ソフトバンク育成ドラフト2位 | プロ入り |
| 2019年 | 支配下登録 | 一軍102試合、25盗塁 |
| 2020年 | ソフトバンク | 50盗塁で初の盗塁王、13試合連続盗塁 |
| 2023年 | ソフトバンク・侍ジャパン | 36盗塁、WBCで走塁面でも活躍 |
| 2024年 | ソフトバンク | 41盗塁で盗塁王 |
| 2025年 | ソフトバンク | 35盗塁で盗塁王 |
| 2026年 | ソフトバンク | 30盗塁で5度目の盗塁王 |
出典:NPB個人年度別成績、球団公式情報、パ・リーグ公式メディア。
2020年に大きく飛躍周東の名前が全国的に知られるきっかけとなったのが2020年シーズンだ。
この年は103試合に出場し、打率.270、50盗塁を記録。育成出身選手として初めて盗塁王に輝いた。
加えて、10月30日の埼玉西武ライオンズ戦では13試合連続盗塁を達成した。
これは当時のプロ野球記録を更新するもので、メジャーリーグの12試合連続記録も上回った。ホークス公式もプロ野球新記録、世界新記録として紹介している。
2023年WBCで見せた世界レベルの走塁2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも、周東の走塁は大きな注目を集めた。
特に準決勝のメキシコ戦では、代走として出場。一塁から村上宗隆の適時打で一気に本塁へ生還し、日本のサヨナラ勝利に貢献した。
このプレーは、単純な直線速度だけでは説明できない。
打球の判断、走り出すタイミング、ベースを回る際の減速の少なさ、ホームまで走り切る判断力が組み合わさって生まれたプレーだった。
周東は国内リーグだけでなく、国際舞台でも走塁で試合の流れを変えられる選手として存在感を示した。
【2026年最新成績】打率.275・30盗塁!年度別データを比較
2026年の周東は、俊足を武器にしながら打撃でも安定した成績を残した。
NPBの2026年シーズン終了時点の個人成績によると、主な数字は以下のとおり。
打率.275
133安打/127試合
盗塁30
パ・リーグ1位
本塁打4本
前年から1本増加
打点39
前年から3打点増加
さらに詳しい数字は以下のとおりだ。
- 出場試合:127試合
- 打席:550
- 打数:483
- 安打:133
- 二塁打:20
- 三塁打:5
- 出塁率:.337
- 長打率:.362
- OPS:.699
- 盗塁死:5
- 盗塁成功率:85.7%
- 得点:75
NPBの公式個人年度別成績と2026年度パ・リーグの盗塁ランキングで確認できる数字だ。
年度別成績を比較すると打撃面の成長も見える周東の魅力を理解するには、盗塁数だけでなく、打率・本塁打・打点の変化も見る必要がある。
| 年度 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | 102 | .196 | 1 | 6 | 25 |
| 2020 | 103 | .270 | 1 | 27 | 50 |
| 2021 | 70 | .201 | 3 | 5 | 21 |
| 2022 | 80 | .267 | 5 | 15 | 22 |
| 2023 | 114 | .241 | 2 | 17 | 36 |
| 2024 | 123 | .269 | 2 | 26 | 41 |
| 2025 | 96 | .286 | 3 | 36 | 35 |
| 2026 | 127 | .275 | 4 | 39 | 30 |
出典:NPB個人年度別成績。
この推移から、いくつかの特徴が読み取れる。
1つ目は、打撃の安定感だ。
2019年は打率.196だったが、2020年には.270まで上昇。2024年は.269、2025年は.286、2026年も.275と、近年は安定して一定水準の打率を残している。
2つ目は、打点の増加だ。
2020年の27打点から2025年は36打点、2026年は39打点まで伸ばした。2026年は本塁打も4本となり、走塁だけに依存しない攻撃力を示した。
3つ目は、盗塁数だけで選手の価値を判断できなくなったことだ。
2024年の41盗塁から2025年は35盗塁、2026年は30盗塁と数字は減っている。しかし、2026年は打率.275、39打点を記録し、127試合に出場した。
盗塁数が減ったからといって、選手としての価値が下がったわけではない。打撃、出塁、守備を含めて評価する必要がある。
【俊足の理由】周東佑京の走塁技術は何がすごい?
周東の俊足を語る際、よく取り上げられるのが50メートル走のタイムだ。
FRIDAYデジタルの本人取材記事では、周東の50メートル走は5秒7と紹介されている。プロ入り時から脚力が評価されていたことが分かる。
しかし、盗塁の成功には単純な足の速さ以外にも複数の要素が必要だ。
俊足を支える4つの要素① 初速と加速力
盗塁では、走り出してから二塁へ到達するまでの時間が重要になる。
特に投手が投球動作に入る瞬間から、走者がどれだけ早く加速できるかが成功率を左右する。
周東の場合、50メートル走5秒7という脚力が大きな武器になっている。
② 投手の動きを読む観察力
周東の走塁技術で見逃せないのが、相手投手の動きを観察する力だ。
本人の取材記事では、本多雄一コーチから相手投手の間合いやけん制の癖、味方打者の打球方向などをよく見るよう助言を受けたことが紹介されている。
つまり、走る前から試合の状況を把握し、判断材料を蓄積している。
足の速さだけではなく、相手の動きを読む力が盗塁の成功を支えている。
③ スタートとスライディング
盗塁はスタートのタイミングだけで決まらない。
走り出してからの加速、ベースへの進入、スライディングまでが一連の動作としてつながっている必要がある。
2023年の侍ジャパンでの活躍でも、周東の中間走やスライディングの能力は大きな武器となった。
④ 判断力と決断の速さ
走塁では、走るべき場面と自重すべき場面を見分けなければならない。
相手バッテリーの警戒が強い場合でも、状況を見て判断する能力が求められる。
FRIDAYの取材では、周東自身が本多コーチの助言によって相手全体を見る意識を持つようになった経緯を語っている。
盗塁成功率から分かる本当の実力盗塁王のタイトルだけでは、走塁技術のすべては分からない。
そこで参考になるのが盗塁成功率だ。
| 年度 | 盗塁 | 盗塁死 | 成功率 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 41 | 13 | 75.9% |
| 2025 | 35 | 4 | 89.7% |
| 2026 | 30 | 5 | 85.7% |
2024年は41盗塁という非常に高い数字を記録した一方、盗塁死も13回あった。
2025年は盗塁数が35に減ったものの、成功率は89.7%まで上昇。2026年も85.7%を維持している。
この比較から分かるのは、周東が単に走る回数を増やすのではなく、成功率を意識した走塁を続けているという点だ。
【盗塁王の歴代記録】周東佑京は何回獲得?通算盗塁数も解説
周東は2026年シーズン終了時点で、通算5度の盗塁王を獲得している。
獲得年度は次の5シーズンだ。
- 2020年:50盗塁
- 2023年:36盗塁
- 2024年:41盗塁
- 2025年:35盗塁
- 2026年:30盗塁
2026年はパ・リーグ盗塁ランキングで30盗塁の1位。2位の庄子雄大は22盗塁だったため、8個の差をつけてタイトルを獲得した。
2026年に5度目の盗塁王を獲得2026年の周東は、シーズンを通して30盗塁を記録した。
7月15日の北海道日本ハム戦では、プロ通算250盗塁を達成。NPB史上49人目の記録だった。
この時点で、過去の盗塁王獲得年度は2020年、2023年、2024年、2025年の4回。2026年のタイトル獲得によって通算5回となった。
通算盗塁数は260!歴代記録との比較NPBの個人年度別成績では、2026年終了時点の周東の通算盗塁数は260となっている。
歴代の通算盗塁記録を見ると、トップは福本豊の1065盗塁。周東はまだ現役選手であり、今後どこまで数字を伸ばせるかも注目される。
また、シーズン最多盗塁記録は福本豊が1972年に記録した106盗塁だ。
周東の2020年の50盗塁や2026年の30盗塁も高い実績だが、歴代最高記録とは区別して理解したい。盗塁王はそのシーズンのリーグ最多盗塁者に与えられるタイトルであり、歴代最多記録そのものを意味するわけではない。
【現在の評価】周東佑京は走塁専門から総合力の高い外野手へ
2026年の周東を評価するうえで重要なのは、盗塁王という肩書だけに注目しないことだ。
以前は代走や機動力を生かす選手としての印象が強かったが、現在はレギュラーとして打席に立ち、外野守備でもチームを支える存在になっている。
外野守備でも高い貢献度2026年の外野守備では、守備率1.000、125試合で失策0という数字を残した。
守備率だけで守備範囲のすべてを評価することはできないが、安定した守備を継続していることは数字から確認できる。
俊足は盗塁だけでなく、外野守備でも価値を生む。
打球への到達が速ければ、ほかの選手なら二塁打になる可能性がある打球を単打に抑えたり、長打性の当たりをアウトにしたりできる。
こうした守備面の貢献も、周東の価値を高めている。
周東佑京の評判を判断する5つの基準| 評価項目 | 確認したい数字・実績 | 評価のポイント |
|---|---|---|
| 走力 | 50メートル5秒7 | 高い基礎的な脚力 |
| 盗塁数 | 2026年30盗塁 | パ・リーグ1位 |
| 盗塁成功率 | 2026年85.7% | 失敗を抑えた走塁 |
| 打撃 | 打率.275、39打点 | 走塁以外の攻撃力 |
| 守備 | 125試合、失策0 | 外野手としての安定感 |
周東の評価を見る際には、次の3点を意識すると実力をより正確に理解できる。
- 盗塁数だけで判断しない: 出塁率や盗塁成功率も合わせて見る。
- 打撃成績を確認する: 打率や打点の変化から、打者としての成長を把握する。
- 守備面も評価する: 外野守備での出場数や失策数も重要な指標になる。
特に2026年は30盗塁でタイトルを獲得しながら、打率.275、39打点を記録した。俊足を最大の武器としつつ、打撃でもチームに貢献できる選手へ成長している点が大きな評価材料だ。
【野球の周東佑京】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:周東佑京は現在どこの球団に所属していますか?
福岡ソフトバンクホークスに所属している。2026年の選手名鑑では、背番号23の外野手として登録されている。
Q2:周東佑京の2026年の盗塁数はいくつですか?
2026年シーズンは30盗塁。パ・リーグ1位となり、盗塁王を獲得した。
Q3:周東佑京は盗塁王を何回獲得していますか?
2020年、2023年、2024年、2025年、2026年の計5回。2020年には50盗塁を記録している。
Q4:周東佑京の通算盗塁数はいくつですか?
NPBの2026年シーズン終了時点の記録では260盗塁。2026年7月には通算250盗塁も達成している。
Q5:周東佑京が足が速い理由は何ですか?
50メートル走5秒7という脚力に加え、投手の動きやけん制の癖を観察する力、スタートの判断、加速力、スライディングなどが組み合わさっている。
Q6:周東佑京は育成選手だったのですか?
そうだ。2017年の育成選手ドラフト2位でソフトバンクに入団し、2019年に支配下登録された。育成出身から盗塁王を5度獲得する選手へ成長した。
周東佑京は、育成ドラフト2位からプロの世界に入り、福岡ソフトバンクホークスの中心選手へと成長した外野手だ。
2020年に初めて盗塁王を獲得して以降、2023年、2024年、2025年、2026年にもタイトルを獲得。2026年シーズンは打率.275、4本塁打、39打点、30盗塁という成績でシーズンを終えた。
特に注目したいのは、走塁技術の高さと打撃面の成長が両立していることだ。
50メートル走5秒7の脚力はもちろん、相手投手の動きを読む観察力やスタートの判断、スライディングの技術も周東の大きな武器となっている。
2026年終了時点で通算260盗塁。今後は通算300盗塁という新たな節目も視野に入る。
周東佑京を評価するなら、盗塁数だけでなく、成功率・打撃・守備・得点への貢献まで見ることが大切だ。
代走のスペシャリストから攻守に活躍するレギュラー外野手へ。その進化こそが、周東佑京という選手の最大の魅力である。