2026年10月17日に抽選会が行われ、高校の部のトーナメントも決定した。
11月2日時点で確定している主な対戦カードは次のとおり。
11月19日(木)
- 8:30 仙台育英(東北)対鹿児島城西(九州)
- 11:00 創志学園(中国)対北海(北海道)
11月20日(金)
- 8:30 東京地区代表対明徳義塾(四国)
- 11:00 帝京長岡(北信越)対常葉大菊川(東海)
11月21日(土)
- 8:30 横浜(関東)対仙台育英・鹿児島城西戦の勝者
- 11:00 近畿地区代表対創志学園・北海戦の勝者
注目は、開幕日に組まれた仙台育英と鹿児島城西の対戦だ。
仙台育英は東北地区の代表として全国大会での経験を持つ強豪。対する鹿児島城西は秋季九州大会を初めて制し、初出場を決めたチームだ。
異なる実績と勢いを持つ両校が初戦でぶつかることになり、高校の部の序盤を象徴するカードとなる。
もう一つの注目カードは創志学園と北海の対戦。中国地区を制した創志学園と北海道代表の北海が、開幕日の第2試合で対戦する。
また、関東代表の横浜は初戦を免除され、仙台育英と鹿児島城西の勝者を待つ組み合わせになっている。近畿代表も創志学園と北海の勝者と対戦する。
大学の部の組み合わせ大学の部も10月17日に抽選が行われ、11校によるトーナメントが組まれた。
大会初日の主な対戦予定は以下のとおり。
- 13:30 関東五連盟第二代表対中京大学
- 16:00 環太平洋大学対関西五連盟第二代表
11月20日には九州共立大学と関東五連盟第一代表が対戦し、関西五連盟第一代表の大阪商業大学は東京農業大学北海道オホーツクと対戦する予定だ。
大学の部では、秋季リーグ戦の結果だけでなく、代表決定戦を勝ち抜いたチームの勢いも見どころになる。
神宮枠の仕組みとは?翌春のセンバツに1校追加神宮野球大会を語るうえで欠かせないのが「神宮枠」だ。
神宮枠は、2003年の第75回選抜高校野球大会から導入された制度で、明治神宮大会の高校の部で優勝した学校が所属する地区に、翌春のセンバツ出場枠を1つ追加する仕組みである。
例えば、2025年の第56回大会では九州国際大学付属高校が優勝した。その結果、翌2026年春の選抜高校野球大会では九州地区に神宮大会枠が割り当てられた。
ここで間違えやすいのが、優勝校自身が翌春の甲子園出場を自動的に獲得する制度ではないという点だ。
神宮枠は学校個別の出場権ではなく、地区に追加される選考枠である。実際のセンバツ出場校は、地区内の秋季大会の成績などを踏まえた選考によって決まる。
2026年の高校の部で優勝した地区には、2027年春の第99回選抜高校野球大会に向けて神宮枠が与えられる。
つまり、第57回大会は秋の全国優勝を争うだけでなく、翌春の甲子園出場枠にも影響を与える大会なのだ。
【歴代優勝校と大会の歴史】高校・大学それぞれの王者を振り返る

明治神宮野球大会の第1回大会は、1970年11月に明治神宮鎮座50年を記念して開催された。
大学の部は全日本大学野球選手権大会と並ぶ大学日本一を争う舞台として位置づけられ、高校の部は翌春のセンバツにも影響する大会として発展してきた。
直近の歴代優勝校| 開催年 | 大学の部 | 高校の部 |
|---|---|---|
| 2025年・第56回 | 青山学院大学 | 九州国際大学付属 |
| 2024年・第55回 | 青山学院大学 | 横浜 |
| 2023年・第54回 | 慶應義塾大学 | 星稜 |
| 2022年・第53回 | 明治大学 | 大阪桐蔭 |
| 2021年・第52回 | 中央学院大学 | 大阪桐蔭 |
| 2020年・第51回 | 中止 | 中止 |
2024年と2025年の大学の部を制したのは青山学院大学だ。
2025年の第56回大会では、青山学院大学が立命館大学を決勝で4対0で破り、2年連続2回目の優勝を果たした。
歴代の大学優勝回数では明治大学が最多の7回。駒澤大学、亜細亜大学、慶應義塾大学もそれぞれ5回の優勝を記録している。
大学の部は東京六大学、東都、関西など、伝統あるリーグの代表が一堂に会するため、リーグごとの実力を比較する場としても価値が高い。
高校の部は大阪桐蔭の連覇など強豪校の実績が光る高校の部では大阪桐蔭が2021年と2022年に連続優勝を達成した。
その後も星稜、横浜、九州国際大学付属など、各地区の強豪校が優勝校に名を連ねている。
2025年の九州国際大学付属は神宮大会初優勝。決勝では近畿代表の神戸国際大学付属を破り、九州地区に翌春の神宮枠をもたらした。
こうした歴代記録を見ると、神宮大会は特定の地域だけが勝ち続ける大会ではなく、各地区の勢力図が変化する舞台でもある。
2026年大会で注目したい3つのポイント1. 秋季大会の優勝校が全国でも通用するか
高校の部では、各地区の秋季大会を制した学校同士が対戦する。地方大会での強さが全国の舞台でも発揮されるかが焦点だ。
2. 大学の部で異なるリーグの実力差が見えるか
大学の部では、普段は対戦しない連盟の代表がぶつかる。秋季リーグ戦での成績だけでは見えないチームの特徴が、トーナメントを通して明らかになる。
3. 優勝地区が獲得する神宮枠
高校の部の優勝地区は、翌春のセンバツで追加枠を獲得する。優勝校だけでなく、同じ地区の選抜候補校にとっても大きな意味を持つ。
神宮大会を観戦する際は、単純な優勝候補だけでなく、秋季地区大会の戦い方、投手陣の層、守備の安定性にも目を向けると、試合の見方が深まる。
【神宮野球大会に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の神宮野球大会はいつから開催されますか?
A1:2026年11月19日(木)に開幕し、11月24日(火)に決勝を行う予定です。会場は明治神宮野球場で、雨天順延の場合は11月25日・26日が予備日です。
Q2:2026年の神宮野球大会の出場校は何校ですか?
A2:高校の部が10校、大学の部が11校で、合計21校です。11月2日時点では高校8校、大学7校の代表が決定しています。高校の東京・近畿代表、大学の東京六大学・関東五連盟2枠・関西五連盟第二代表は今後の決定対象です。
Q3:神宮枠は優勝校が翌春のセンバツに自動出場できる制度ですか?
A3:違います。高校の部の優勝校が所属する地区に、翌春のセンバツ出場枠が1つ追加される制度です。実際の出場校は地区内の成績などを基に選考されます。
第57回明治神宮野球大会は、2026年11月19日に開幕する。高校の部10校、大学の部11校が参加し、明治神宮野球場で秋の日本一を争う。
高校の部では、北海、仙台育英、横浜、帝京長岡、常葉大菊川、創志学園、明徳義塾、鹿児島城西の8校が出場を決めた。大学の部では東京農業大学北海道オホーツク、仙台大学、亜細亜大学、中京大学、大阪商業大学、環太平洋大学、九州共立大学などが代表として名を連ねる。
特に注目したいのは、次の3点だ。
- 11月19日の開幕戦:仙台育英と鹿児島城西の対戦をはじめ、全国の強豪校が激突する。
- 大学の部の地域対抗戦:全国の大学野球連盟を代表する11校が、異なるリーグの実力をぶつけ合う。
- 2027年春の神宮枠:高校の部の優勝地区にセンバツの追加出場枠が与えられる。
大会を楽しむうえでは、出場校の知名度だけでなく、秋季地区大会での勝ち上がり、代表決定戦の結果、トーナメントの組み合わせを合わせて確認することが大切だ。
2026年の神宮大会は、秋の大学野球・高校野球の集大成であると同時に、翌春の高校野球につながる重要な節目となる。全国の代表校が神宮でどのような戦いを見せるのか、開幕から決勝まで目が離せない。
主な参考資料:日本学生野球協会「第五十七回明治神宮野球大会」開催要項・出場校一覧・歴代優勝校、明治神宮野球場公式大会案内、日本高等学校野球連盟、関西学生野球連盟、日刊スポーツ、高校野球ドットコム。情報基準日:2026年11月2日。