裕子さんを亡くした近藤さんは、その後も岐阜県郡上八幡で暮らしています。
この時期の近藤さんの姿を伝えたのが、NHKのドキュメンタリー『妻亡きあとに~近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし~』です。
番組は2025年3月20日にNHK BSで初回放送されました。妻との死別後、83歳になった近藤さんの生活を長期にわたって追った作品です。
妻を亡くした直後、近藤正臣が語った喪失感番組制作を担当した小久保美葉子ディレクターは、近藤さんとの最初の接触について、TVガイドWebで詳しく説明しています。
当初、スタッフは郡上八幡で自然を楽しむ近藤さんの暮らしを撮影したいと考えていました。しかし、連絡を取った際に知らされたのは、妻が亡くなっていたという事実でした。
近藤さんは妻がいない生活に戸惑い、取材を受けることにも消極的だったといいます。
加えて、妻を亡くした直後には食欲がなくなり、体重が6キロ減少していました。
56年間連れ添った相手を失った悲しみは、言葉だけでは表現できないほど大きかったのでしょう。
少しずつ日常を取り戻す近藤正臣番組の特徴は、妻を亡くした悲しみだけを描いているわけではないことです。
取材を継続するなかで、近藤さんが少しずつ前を向き始めた様子も伝えられています。
小久保ディレクターは、近藤さんの変化について、無理に悲しみを否定するのではなく、できる範囲で一つずつ丁寧に暮らしていくことが、現実を受け入れる過程につながるのではないかと振り返っています。
ここで印象的なのは、近藤さんが以前と同じ生活に戻ることを目指しているわけではない点です。
妻と暮らしていた家、釣りを楽しんだ自然、長年通い続けた土地。そこには裕子さんとの思い出が残っています。
それらを手放すのではなく、郡上八幡の自然や地域の人との関わりを通じて、新しい生活を築こうとする姿が番組の中心にあります。
郡上八幡での暮らしは現在も続いている?2026年の近況として注目されたのが、8月29日のNHK BSでの番組再放送です。
この時期、落語家の春風亭一之輔さんが郡上八幡で近藤さんと会ったことをSNSに投稿。ENCOUNTも、その近況を写真とともに報じました。記事では、近藤さんが84歳になった姿にも注目が集まりました。
加えて、2026年10月25日にはNHK総合でも同番組がアンコール放送されています。妻亡き後の生活を伝えるドキュメンタリーが、2026年にも改めて放送されたことになります。
2026年11月現在、近藤さんは84歳です。1942年2月15日生まれで、誕生日を迎えています。
ただし、2026年10月の放送は既存番組の再放送です。現在の健康状態や毎日の生活をリアルタイムで伝える新作ではありません。
したがって、最新の公開情報から確認できるのは、郡上八幡での一人暮らしを紹介した番組が再放送され、2026年8月にも同地で近藤さんの姿が報じられたことです。
【俳優・近藤正臣の人物像】妻との暮らしを知るためのキャリア

近藤正臣さんは、妻との生活だけでなく、日本のテレビドラマや映画の歴史を語るうえでも重要な俳優です。
妻との56年間を理解するには、俳優としてどのような人生を歩んできたのかも知っておきたいところです。
『柔道一直線』で人気俳優に近藤さんが注目を集めた作品の一つが、1969年のテレビドラマ『柔道一直線』です。
この作品で若い視聴者から人気を集め、その後は映画やテレビドラマで幅広い役柄を演じるようになりました。
NHK作品では、2010年の大河ドラマ『龍馬伝』、2011年の連続テレビ小説『カーネーション』などに出演しています。
俳優人生と私生活の転換点近藤さんのキャリアを考えると、次の3つの時期が印象的です。
- 1960年代後半~1970年代:『柔道一直線』などで知名度を高める。
- 2010年代:『龍馬伝』『カーネーション』などNHKの代表的作品に出演。
- 晩年:郡上八幡を生活の拠点とし、妻との死別後の暮らしがドキュメンタリーで紹介される。
特に晩年の生活は、俳優としての華やかなイメージとは異なるものです。
画面の中ではさまざまな人物を演じてきた近藤さんですが、郡上八幡では一人の高齢男性として、妻を亡くした悲しみや老いと向き合っています。
この対比こそ、NHKの番組が多くの関心を集めた理由の一つでしょう。
【プロの結論】近藤正臣と裕子さんの56年間から見えるもの
近藤正臣さんと妻・裕子さんの関係を振り返ると、特に注目すべきなのは、結婚生活56年間という数字だけではありません。
二人は小学生時代からの知り合いで、結婚前も含めると70年以上にわたって人生を共有してきました。
そして、俳優としての成功、郡上八幡への移住、妻の認知症、介護、死別という大きな変化を経験しました。
夫婦の歴史を理解するための3つの視点1. 結婚生活の長さだけでなく、出会いからの時間を見る
56年間の結婚生活に加え、小学生時代からの付き合いがありました。夫婦としての期間だけでは測れない長い関係があったことが分かります。
2. 介護を美談だけで捉えない
近藤さんは妻を支えながら、自身も腰の手術を経験しました。高齢者が高齢の配偶者を介護する難しさを示す事例でもあります。
3. 妻亡き後の生活にも目を向ける
妻を亡くした後も、郡上八幡で自然や地域の人々と関わりながら生活を続けています。悲しみがすぐに消えるわけではなくても、日常を一つずつ積み重ねていく姿が伝えられています。
近藤さんの人生から読み取れるのは、長年連れ添った伴侶との別れが、その人の生活や生き方にどれほど大きな影響を与えるかということです。
華やかな芸能界で活躍した俳優の晩年を通じて、高齢者の一人暮らしや介護、地域とのつながりという社会的なテーマも浮かび上がっています。
【近藤正臣の妻】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:近藤正臣の妻の名前は裕子さんですか?
A1:はい。TVガイドWebの記事で、妻の名前は裕子さん、愛称はヒロさんと紹介されています。
Q2:近藤正臣と妻の結婚生活は何年間でしたか?
A2:56年間です。二人は小学生時代からの知り合いで、70年以上にわたって一緒に過ごしてきました。
Q3:近藤正臣の妻はいつ亡くなりましたか?
A3:2023年です。NHKオンデマンドの番組紹介にも、2023年に妻が亡くなったことが記されています。
Q4:近藤正臣の妻は認知症だったのですか?
A4:はい。NHKのドキュメンタリー番組の紹介で、妻が認知症を発症し、近藤さんが介護を担っていたことが明らかにされています。
Q5:近藤正臣は妻との馴れ初めを公表していますか?
A5:小学生時代からの知り合いだったことは紹介されています。ただし、交際開始の時期やプロポーズなど、詳しい恋愛エピソードは広く公表されていません。
Q6:近藤正臣は妻亡きあと、どこで暮らしていますか?
A6:岐阜県郡上八幡です。2017年に妻と移住した土地で、妻を亡くした後の一人暮らしがNHKの番組で紹介されました。
Q7:近藤正臣は2026年現在、何歳ですか?
A7:1942年2月15日生まれのため、2026年11月現在は84歳です。2026年にも郡上八幡での近況が報じられています。
近藤正臣さんの妻は裕子さん。二人は小学生時代からの知り合いで、56年間の結婚生活を送りました。
2017年には岐阜県郡上八幡に移住。自然に囲まれた生活を送るなかで妻が認知症を発症し、近藤さんは自身の体調にも向き合いながら介護を続けました。
そして2023年、裕子さんが死去。長年連れ添った妻を亡くした近藤さんの生活は大きく変わりました。
2025年にNHKで放送された『妻亡きあとに~近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし~』は、その後の暮らしを伝える貴重なドキュメンタリーです。2026年にも再放送され、妻との別れを経験した高齢者の生き方に改めて関心が集まりました。
近藤正臣さんと裕子さんの物語は、56年間の結婚生活だけでなく、長年の絆、介護、死別、そして残された人生をどう生きるかを伝えるものです。
郡上八幡の自然の中で新しい日常を模索する近藤さん。その姿は、長年連れ添った大切な人を失った後も、人が自分らしく生きていくことについて考えるきっかけを与えてくれます。