入団を検討する家庭にとって、避けて通れないのが費用の問題です。
レッドスターベースボールクラブは、団費だけを見ると決して安価なクラブではありません。ただし、遠征費や送迎費用の扱い、保護者の負担などを含めて考える必要があります。
基本となる入団金と年間団費公式サイトに掲載されている料金は次のとおりです。
初年度のみ・入団金30,000円

送迎バス利用・年間団費384,000円
自走希望の場合・年間団費300,000円
金額はクラブ公式サイトの掲載額。入団時には最新の納付条件を確認してください。
バスを利用する場合と自走する場合では、年間84,000円の差があります。
自走を選べば団費を抑えられますが、保護者が練習会場までの交通手段を確保する必要があります。単純な団費の比較だけでなく、ガソリン代、高速料金、移動時間も考慮したいところです。
初年度は用具代なども必要見落としやすいのが、入団時に準備する用品です。
公式FAQでは、選手のユニフォームや野球用具、保護者の帽子・ポロシャツ・ジャージなどを合わせて、約10万円と案内されています。
ゼット株式会社の協力によって、用品を比較的低価格で提供しているとの説明もあります。
加えて、次の費用も確認しておきましょう。
- 傷害保険:約1,500円/年
- アスリートテスト:3,300円。年2回のうち1回は球団負担
- 専用プロテイン:1日1食コースで月4,000円+税
- 宿泊を伴う遠征:宿泊費が別途必要。公式掲載の昨年実績は約10,000円
プロテインは全選手に摂取が推奨されており、土日祝の活動後と平日の家庭での摂取が案内されています。
したがって、バス利用の場合、初年度の基本的な支出は次のように考えられます。
- 入団金:30,000円
- 年間団費:384,000円
- 入団用品:約100,000円
合計:約514,000円
これは保険料や追加の用品購入、プロテインなどを除いた概算です。
なお、公式サイトには年間団費384,000円と掲載される一方、年2回払いの表示は3月末193,450円、9月末192,000円となっています。合計額には約1,450円の差があるため、保険料を含む最終的な請求内訳を事務局に確認すると安心です。
遠征費は原則として球団負担費用面で見逃せないのが、遠征費の扱いです。
クラブ公式サイトでは、遠征費などは原則として球団が負担し、団費以外の追加徴収は基本的に行わないと説明されています。
ただし、宿泊を伴う遠征では宿泊費が必要です。
この仕組みは、保護者が遠征のたびに交通費や参加費を負担するケースと比べて、家計の見通しを立てやすくするものです。
2018年度から導入された団費バックアップ制度レッドスターベースボールクラブでは、2018年度から団費バックアップ制度を導入しています。
これは給付型の奨学金ではなく、団費を無利子で貸与し、卒団後に返済する仕組みです。
公式発表によると、制度の概要は次のとおりです。
- 選考方法:トライアウト面接時または個別面談
- 定員:若干名
- 選考基準:文球両道への高い意識、向上心、人物面・技量面、保護者のクラブ方針への理解
- 貸与方式:半期ごと、または毎月ごと
在団中の負担額は、半期払いの場合96,000円、月払いの場合16,000円です。
卒団後の返済方法は3種類あります。
| 返済期間 | 卒団後の月額 |
|---|---|
| 3年間 | 16,000円 |
| 4年間 | 12,000円 |
| 5年間 | 9,600円 |
返済は卒団後の4月から始まります。
この制度の本質は、家庭の経済事情だけで野球を続ける夢を断念することがないよう、クラブが選手を支えることです。
ただし、希望者全員が利用できる制度ではなく、選考と定員があります。利用を希望する場合は、トライアウト時点で相談することが大切です。
【2027年度第25期生】トライアウト日程・応募条件・選考内容
2027年度の入団を考えている家庭が最も注目したいのが、第25期生のトライアウトです。
クラブ公式サイトでは、2027年度に中学1年生となる男子を対象に、2026年中に2回の選考会を実施する予定が公表されています。
2027年度トライアウトの日程
A日程2026年9月26日(土)
応募期間:8月1日~9月22日
合否発表:10月2日(金)
B日程
2026年12月20日(日)
応募期間:9月23日~12月15日
合否発表:12月25日(金)
開催日・募集期間は公式発表に基づくものです。
2026年11月3日時点では、A日程はすでに終了し、B日程が受付中です。
応募締め切りは12月15日。選考会はその5日後の12月20日に予定されています。
入団条件と応募資格2027年度第25期生の応募資格は、2027年度に中学1年生となる男子選手です。
入団定員は25名を予定しています。
現時点で公表されている募集要項には、特定の身長や体重、球速、打率などの数値による応募条件は記載されていません。
選考で実施される内容は以下の3つです。
1. キャッチボール
2. 野球実技
3. 選手・保護者との面接
公式サイトでは、主に元気、キャッチボール、面接を重視すると説明しています。
つまり、試合での実績や身体能力だけではなく、選手本人の姿勢や家庭の理解も含めて選考する形式です。
トライアウトの開催場所と持ち物開催場所は、ほっともっとフィールド神戸の室内練習場です。
当日の持ち物として指定されているのは次のとおりです。
- スパイク
- ランニングシューズ
- グローブ(軟式用でも可)
- ユニフォーム(なければジャージでも可)
- 裏面がきれいな室内用シューズ
- 飲み物
- タオル
参加費用は2,000円で、損害保険料などに充てられます。
申し込みには保護者の同意が必要で、当日も保護者の同伴が求められています。
応募から合否通知までの流れ選考手続きは4段階です。
応募フォームから申し込み
保護者の同意を得たうえで、公式のトライアウト応募フォームからエントリーします。
事務局から参加案内
申し込み後、事務局からメールで選考会参加について連絡があります。
実技・面接
キャッチボールや野球実技を行い、選手と保護者の面接を受けます。
合否通知
合否は郵送で通知されます。
申し込み後の連絡を受け取れるよう、携帯電話のメール設定でパソコンからのメールを受信できるようにしておくことも必要です。
なお、選考時に撮影された写真や映像がクラブの広報ツールに掲載される場合があるため、その点も事前に確認しておきましょう。
【評判・卒団生・2026年最新情報】レッドスターベースボールクラブの実力を検証
入団を考える際には、赤星氏がオーナーであることだけでなく、実際にどのような選手が育ち、どのような進路を歩んでいるかも重要です。
卒団生にはプロ野球選手もいる代表的な卒団生の一人が、千葉ロッテマリーンズにドラフト1位で入団した安田尚憲選手です。
安田選手はレッドスターベースボールクラブの10期生で、履正社高校を経てプロの世界へ進みました。
クラブ公式サイトには、安田選手の卒団生メッセージも掲載されています。中学時代に学んだ野球の基礎や礼儀が、その後の野球人生の土台になったという趣旨の内容です。
もちろん、プロ野球選手になった卒団生がいるからといって、入団すればプロになれるという意味ではありません。
注目したいのは、プロを目指す選手だけでなく、その後の高校野球や大学進学につながる基礎づくりを重視していることです。
2025年度第21期生の高校進路公式の卒団生進路一覧には、第21期生(2025年度)の進路が掲載されています。
主な進学先には次の高校があります。
- 香川県立高松商業高等学校
- 奈良大学附属高等学校
- 京都成章高等学校
- 大阪商業大学堺高等学校
- 近畿大学泉州高等学校
- 市立尼崎高等学校
- 三重県立四日市高等学校
- 大阪府立寝屋川高等学校
- 兵庫県立伊丹高等学校
掲載人数は合計10名で、関西圏だけでなく香川県や三重県の高校にも進んでいます。
この進路実績から読み取れるのは、特定の強豪校だけに進学先を絞るのではなく、選手ごとに異なる高校進学の選択肢があることです。
クラブを支える人物・関係者の相関クラブの特徴を理解するために、主な関係者を整理しました。
このように、プロ経験者、甲子園出場経験のある指導者、卒団生という異なる立場の人物がクラブに関わっています。
第20回レッドスターベースボールクラブカップ20262026年の注目イベントが、10月10日に開幕した「第20回レッドスターベースボールクラブカップ2026」です。
この大会はレッドスターベースボールクラブが主催し、毎年10月から12月にかけて開催する中学3年生対象の大会です。
2026年大会の主な特徴は次のとおりです。
- 参加チーム:全24チーム
- 予選:グループリーグ総当たり戦
- 決勝進出:勝ち抜いた10チーム
- 決勝形式:トーナメント
- 決勝会場:ほっともっとフィールド神戸
出場チームには、愛知名港ボーイズ、尼崎ボーイズ、生駒ボーイズ、香芝ボーイズ、紀州ボーイズ、京都丹後リトルシニア、神戸西リトルシニア、兵庫伊丹ヤングなど、複数のリーグに所属するチームが名を連ねています。
この大会の意義は、単純な勝敗だけではありません。
リーグの垣根を越えて試合を経験し、中学3年間の成果を確かめるとともに、高校野球に向けて他チームの選手と交流できる機会になっています。
2025年度の第19回大会は20チームが参加し、愛知名港ボーイズが優勝、兵庫伊丹ヤングが準優勝しました。
20回目を迎えた2026年大会は、クラブが継続的に交流の場を運営していることを示す取り組みです。
レッドスターベースボールクラブの評判は?メリットと注意点実際の評判を判断する際には、公式掲載の卒団生の声と、制度として確認できる特徴を分けて考える必要があります。
卒団生のコメントには、礼儀、挨拶、野球の基礎、勉強への取り組みなどを評価する内容が見られます。ただし、公式サイトに掲載された体験談は、独立した第三者による全在団者の評価とは異なります。
入団前に検討したいポイントを整理すると、次のようになります。
メリットとして考えられる点
- 赤星憲広氏がオーナーを務めるクラブである。
- 年間予定活動日数150日の練習環境がある。
- 専用バスによる送迎体制がある。
- 遠征費の多くを球団が負担する。
- 保護者会やお茶当番がない。
- プロ経験者や高校野球経験者が指導に関わる。
- 学業管理とコンディショニング管理がある。
入団前に理解しておきたい点
- 年間団費と初年度の用具費用を合わせると相応の支出になる。
- 学業管理が厳しく、通知表の成績によっては試合出場が制限される。
- 特定リーグに所属しない独自の運営形態である。
- 保護者は通常の練習や試合で球場内に立ち入れない。
- 男性保護者には審判協力を依頼する場合がある。
- 頭髪については、進路先の高校の多くが丸刈りであることに準じると公式FAQで説明されている。
総合すると、野球だけに集中したい選手よりも、学業・礼儀・自主性も含めて成長したい選手に向いているクラブです。
一方、保護者が常に練習を見守りたい家庭や、特定リーグの公式戦を中心に経験させたい家庭は、他のチームとの比較も必要でしょう。
【レッドスターベースボールクラブ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:レッドスターベースボールクラブは何歳から入団できますか?
A1:中学1年生から3年生までの男子を対象とする硬式野球クラブです。2027年度第25期生の募集は、2027年度に中学1年生となる男子が対象です。
Q2:2027年度第25期生のトライアウトはいつですか?
A2:B日程は2026年12月20日(日)です。応募期間は12月15日(火)まで、合否発表は12月25日(金)の予定です。11月3日時点ではB日程の受付が行われています。
Q3:年間団費はいくらですか?
A3:送迎バス利用の場合は年間384,000円、自走の場合は年間300,000円です。初年度には入団金30,000円と、約100,000円のユニフォーム・用具類などの費用も考慮する必要があります。
Q4:送迎バスはどこから乗れますか?
A4:主な集合・解散場所はJR大阪駅、JR三国ヶ丘駅、JR王寺駅です。ただし、平日や球団指定日の活動など、一部送迎対象外となる場合があります。
Q5:保護者の当番や保護者会はありますか?
A5:保護者会やお茶当番制度はありません。ただし、男性保護者には審判協力を依頼する場合があります。また、年に数回の保護者説明会・報告会が設けられています。
Q6:野球経験が少なくてもトライアウトに参加できますか?
A6:公式募集要項では、応募資格は2027年度に中学1年生となる男子とされ、特定の球速や打率などの数値条件は掲載されていません。キャッチボール、野球実技、選手・保護者面接が実施されます。具体的な経験や選考上の判断については事務局への確認が確実です。
レッドスターベースボールクラブは、赤星憲広氏の野球経験を出発点に、技術・精神力・学業の3つを重視する中学生向け硬式野球クラブです。
年間予定活動日数150日、山添村総合スポーツセンターを中心とした練習環境、ほっともっとフィールド神戸の室内練習場、専用バス2台による送迎など、活動を支える設備や制度が整っています。
費用面では、入団金30,000円と年間団費384,000円が基本です。さらに初年度は用具代なども必要ですが、遠征費の球団負担や団費バックアップ制度といった家計への配慮も設けられています。
【プロの結論】入団を決める前に確認すべき3つのこと第一に、文球両道の指導方針に納得できるか。
通知表の提出や成績による試合出場制限は、一般的な野球スクールとは異なる厳しさがあります。選手本人が学業と野球の両方に取り組む意思を持っていることが大切です。
第二に、3年間の総費用と通学・送迎が現実的か。
団費だけでなく、初年度の用品代、プロテイン代、遠征時の宿泊費なども含めて予算を組む必要があります。送迎バスの集合場所まで無理なく通えるかも重要です。
第三に、指導環境と家庭の価値観が合っているか。
保護者会やお茶当番がないことはメリットですが、練習中に保護者が球場内に入れないなど、独自の運営ルールもあります。できれば入団前に練習や試合を見学し、指導方針や選手の雰囲気を確認しておきたいところです。
2026年11月3日現在、2027年度第25期生のB日程トライアウトは12月20日に予定されています。応募締め切りは12月15日です。
赤星氏の知名度だけで選ぶのではなく、3年間を通じて選手がどのように成長できるか、家庭がその環境を支えられるか。この2点を軸に判断することが、入団後のミスマッチを防ぐ最も確実な方法です。
主な情報源:レッドスターベースボールクラブ公式サイト(運営について、監督・コーチ紹介、使用球場、トライアウト、FAQ、バックアップ制度、卒団生進路、レッドスターカップ)。2026年11月3日時点の公表情報を基準に整理。