無添加洗濯洗剤を選びたいと思っても、商品によって「無添加」の意味が異なることをご存じでしょうか。香料や着色料を使っていない商品もあれば、蛍光増白剤、漂白剤、抗菌剤、合成界面活性剤などを使用していない商品もあります。一方、無添加と表示されていても、洗浄に必要な界面活性剤や安定化剤などが配合されているケースもあります。
2026年11月現在、無添加洗濯洗剤を選ぶ際に注目したいのは、表示の印象だけでなく、実際の配合成分、洗浄力、香り、すすぎやすさ、1回あたりの費用です。シャボン玉石けんの「シャボン玉スノール」、サラヤの「ヤシノミ洗たく洗剤」「アラウ.ベビー」、ミヨシ石鹸などを参考に、通常の洗剤との違いや赤ちゃん・敏感肌向けの選び方まで詳しく解説します。
【基本知識】無添加洗濯洗剤の「無添加」とは?表示の見分け方を解説

無添加洗濯洗剤を比較するうえで、最初に理解しておきたいのが「無添加」という表示の意味です。
無添加という言葉から、化学成分を一切使用していない洗剤をイメージする人もいる可能性があります。しかし、実際には商品によって省いている成分が違います。
「無添加」には商品共通の統一基準があるわけではない洗濯用洗剤には、家庭用品品質表示法に基づく品質表示のルールがあります。消費者庁の規程では、洗濯用合成洗剤や洗濯用石けんについて、品名、用途、液性、成分などの表示事項が定められています。
ただし、この規程は「無添加」という表示に対して、すべての商品に共通する添加物の除外範囲を定義したものではありません。
サラヤのアラウ.ベビー公式情報でも、無添加と表示された洗剤であっても、その基準は定められておらず、商品によって配合成分が異なることが説明されています。
つまり、パッケージに大きく「無添加」と書かれていても、それだけで自分が避けたい成分まで除かれているとは限りません。必ずメーカーが公表している無添加対象を確認する必要があります。
特に次のような表示は、それぞれ意味が異なります。
- 香料無添加:香料を配合していないことを示す。
- 着色料無添加:製品への着色料の配合を避けていることを示す。
- 蛍光増白剤無添加:衣類の白さを視覚的に高める成分を使用していないことを示す。
- 合成界面活性剤無添加:合成界面活性剤を使用していないことを示す。
- 防腐剤無添加:防腐剤を配合していないことを示す。
これらをすべて満たす商品もあれば、一部だけを対象にしている商品もあります。
無添加表示を見分けるための3つのチェックポイント購入前には、パッケージの正面だけでなく裏面の成分表示やメーカーの商品情報を確認しましょう。
1つ目は、無添加の対象成分です。香料だけを避けたいのか、蛍光増白剤や着色料も避けたいのか、自分の目的を明確にします。
2つ目は、洗浄成分の種類です。純石けん分を主成分とする洗濯用石けんなのか、合成界面活性剤を使った洗濯用合成洗剤なのかを確認します。
3つ目は、メーカーの全成分情報です。法律に基づく表示に加え、メーカーが公式サイトで公開している成分一覧を確認すると、より詳しく比較できます。
日本石鹸洗剤工業会も、家庭用洗剤などの成分情報開示に関する自主基準を設けています。パッケージの表示とメーカーの成分情報は、表記方法が異なる場合があるため、両方を参考にすると理解しやすくなります。
【成分表示の読み方】界面活性剤・蛍光増白剤・香料は何が違う?
無添加洗濯洗剤の選び方で迷いやすいのが、洗濯洗剤の成分表示です。成分名を見ても、どの成分が洗浄力に関係し、どの成分が仕上がりに関係するのか分かりにくいことがあります。
代表的な成分の役割を整理すると、商品を比較しやすくなります。
界面活性剤は洗浄力を担う重要な成分界面活性剤は、水と油のように混ざりにくい物質の境界に作用し、衣類に付着した皮脂や油汚れを水になじませて落としやすくする成分です。
洗濯用合成洗剤では、さまざまな種類の界面活性剤が使われています。代表例として、ポリオキシエチレンアルキルエーテルやアルキル硫酸エステルナトリウムなどがあります。
一方、洗濯用石けんの主成分である純石けん分も、実は界面活性剤の一種です。
ここは誤解しやすいポイントです。「界面活性剤無添加」と「合成界面活性剤無添加」は同じ意味ではありません。石けん洗剤は界面活性剤を使用していますが、合成界面活性剤を使わず、純石けん分で洗浄する商品があります。
したがって、界面活性剤をすべて避けたい人と、合成界面活性剤を避けたい人では、選ぶ商品が変わります。
蛍光増白剤無添加は淡色衣類にも注目したい蛍光増白剤は、目に見えない紫外線を吸収し、青白い蛍光として放出することで、衣類をより白く見せる働きを持つ成分です。
白いシャツや肌着などの白さを維持したい場合にはメリットがあります。一方、きなり色やベージュ、クリーム色、淡いピンクなどの衣類では、本来の色合いを変えてしまう可能性があります。
花王の成分解説でも、蛍光増白剤は淡色の綿・麻・レーヨンなどに使用すると白っぽく見える場合があり、蛍光剤を使用していない洗剤が適する衣類について説明されています。
そのため、次のような衣類を頻繁に洗う家庭では、蛍光増白剤無添加の洗剤が選択肢になります。
- 生成りのシャツやブラウス
- 淡色の綿・麻素材
- ベージュやクリーム色のタオル
- 色合いを保ちたいベビー服
香料無添加と書かれていても、必ずしも完全に香りがないとは限りません。
例えば、合成香料を使用せず、天然精油を配合している商品があります。アラウ.ベビーの通常タイプは、ラベンダーやスペアミントなどの天然精油を使用した商品です。一方、香りが気になる人に向けて無香タイプも展開しています。
この違いは、香りに敏感な人や赤ちゃんの衣類を洗う人にとって重要です。
香りをできるだけ避けたい場合には、「合成香料無添加」という表記だけで判断せず、「無香料」「無香タイプ」などの表示や全成分情報も確認しましょう。
また、着色料無添加は洗剤そのものの色を付ける成分についての話です。衣類に色移りしないことや、すべての成分が無色であることを保証する表示ではありません。
なお、成分の表示方法については、消費者庁の家庭用品品質表示法の規程と、日本石鹸洗剤工業会の成分情報開示に関する自主基準が参考になります。
【2026年版】無添加洗濯洗剤おすすめ比較!人気の3商品を検証
無添加洗濯洗剤を選ぶなら、洗浄成分と無添加対象の違いを比較することが大切です。
ここでは、2026年11月時点でメーカー公式情報を確認できる代表的な3商品を取り上げます。いずれも特徴が異なるため、単純な順位ではなく、使用目的に応じて比較します。
| 商品名 | 主な洗浄成分・無添加対象 | 価格・容量 | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| シャボン玉スノール | 純石けん分30%。香料・着色料・蛍光増白剤・酸化防止剤・LASなどを不使用 | 1,100円・1,000mL | 合成界面活性剤を避けたい人、無香料の石けん洗剤を使いたい人 |
| ヤシノミ洗たく洗剤 濃縮タイプ | 界面活性剤32%。石油系界面活性剤・蛍光剤・漂白剤・合成香料・着色料・抗菌剤を不使用 | 739円・520mL | 濃縮タイプ、無香料、洗浄力と使いやすさを重視する人 |
| アラウ.ベビー洗たくせっけん 無香タイプ | 純石けん分30%。合成界面活性剤・蛍光剤・漂白剤・抗菌剤・防腐剤・合成香料・着色料などを不使用 | 792円・800mL | 赤ちゃんの衣類、無香タイプの石けん洗剤を探している人 |
※価格は各メーカー公式通販で確認した税込価格。送料は含みません。販売価格やパッケージ、成分は変更される場合があります。
シャボン玉スノール|純石けんにこだわりたい人向けシャボン玉石けんの「シャボン玉スノール」は、純石けん分30%を主成分とする液体洗濯石けんです。
メーカー公式情報によると、脂肪酸カリウムと脂肪酸ナトリウムを使用し、蛍光増白剤、香料、着色料、酸化防止剤、LASなどの合成界面活性剤を使用していません。
1,000mLの本体価格は1,100円。全自動・二槽式洗濯機で水量30Lの場合、使用量は50mLが目安です。単純計算では約20回分となり、1回あたり約55円です。
石けん洗剤ならではの特徴として、メーカーは柔軟剤なしでもふんわりと仕上がることを紹介しています。
ただし、使い方には注意が必要です。シャボン玉石けんは、洗濯物を詰め込みすぎず、十分に撹拌し、最低2回のすすぎを行うことを推奨しています。
石けんカスが衣類に残る場合もあるため、使用量や水質、洗濯物の量に合わせた調整が必要です。
純石けん主体の洗濯に切り替えたい人には候補になりますが、手軽さやすすぎの回数を優先する人は、ほかのタイプとも比較したい商品です。
ヤシノミ洗たく洗剤|濃縮タイプと無香料を重視する人向けサラヤの「ヤシノミ洗たく洗剤 濃縮タイプ」は、純石けんだけではなく、植物由来の界面活性剤を組み合わせた洗濯用合成洗剤です。
成分表示では界面活性剤32%とされ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、アルキルアミンオキシド、純石けん分などが記載されています。
無添加対象は、石油系界面活性剤、蛍光剤、漂白剤、合成香料、着色料、抗菌剤です。つまり、界面活性剤そのものを使用していないわけではありません。
本体520mLの公式価格は739円で、メーカー表示の使用回数は約70回。単純計算では1回あたり約10.6円です。
メーカーは、皮脂汚れや食品汚れへの洗浄力、すすぎ性、部屋干し臭の原因菌への対応を特徴として紹介しています。また、皮ふ刺激テスト済みですが、すべての人に皮ふ刺激が起きないという意味ではないと注意書きがあります。
石けん洗剤の使用量やすすぎ方に慣れていない人や、無香料の濃縮タイプを探している人にとって、比較候補にしやすい商品です。
アラウ.ベビー洗たくせっけん 無香タイプ|赤ちゃんの衣類を洗いたい人向けアラウ.ベビー洗たくせっけん 無香タイプは、サラヤが展開する赤ちゃん向けの洗濯用石けんです。
純石けん分30%の脂肪酸カリウムを洗浄成分とし、合成界面活性剤、蛍光剤、漂白剤、抗菌剤、防腐剤、合成香料、着色料、シリコン、リン、アルコールを使用していません。
ミルクなどのタンパク汚れを意識した商品設計で、柔軟剤を使わなくてもふっくらとした洗い上がりを特徴としています。
本体800mLは792円。水量30Lに対する使用量は50mLなので、約16回分です。1回あたりに換算すると約49.5円になります。
メーカー公式通販では、720mLの詰替用が528円、1,300mLの詰替用も販売されています。継続購入する場合は、大容量の詰替用も比較するとよいでしょう。
赤ちゃん向けという商品名だけでなく、実際に無香タイプであること、洗浄成分が純石けん分であること、すすぎが2回以上必要であることを確認して選びたい商品です。
なお、通常タイプには天然精油を使用した商品もあるため、香りを避けたい家庭では必ず「無香タイプ」を選ぶことがポイントです。
比較から見える選び方の違い3商品を比較すると、同じ無添加洗濯洗剤でも方向性が違うことが分かります。
- 合成界面活性剤を避けたいなら、純石けん主体の商品を優先する。
- 濃縮タイプと低い使用単価を重視するなら、ヤシノミ洗たく洗剤が候補になる。
- 赤ちゃんの衣類用で無香タイプを探すなら、アラウ.ベビーが候補になる。
価格だけを見ると、ヤシノミ洗たく洗剤の使用単価が低くなります。ただし、商品ごとに標準使用量や洗濯条件が異なるため、厳密な同条件での性能・費用比較ではありません。
また、今回の比較はメーカー公表の成分と価格を基準にしたもので、第三者機関による統一条件の洗浄力試験のランキングではありません。
【洗浄力を検証】無添加洗剤は通常の洗剤より汚れが落ちにくい?
無添加洗濯洗剤を選ぶときに気になるのが、通常の洗剤と比べて洗浄力が落ちるのではないかという疑問です。
この問題は、無添加かどうかだけでは判断できません。洗浄成分の種類、濃度、洗濯水の量、汚れの種類、洗濯時間などが関係するからです。
純石けんと合成洗剤では洗浄の仕組みが異なる純石けん主体の洗剤は、脂肪酸塩による界面活性作用を利用して汚れを落とします。適切な使用量と十分な撹拌を確保できれば、日常的な衣類の汚れに対応できます。
一方、合成洗剤は複数の界面活性剤や洗浄補助成分などを組み合わせ、皮脂、食品汚れ、泥汚れなどに対応するよう設計された商品があります。
例えば、ヤシノミ洗たく洗剤は植物由来の洗浄成分を採用しながら、メーカーが皮脂汚れや食品汚れへの洗浄力を特徴として説明しています。
このように、無添加商品だから洗浄力が弱い、通常の洗剤だから必ず強いという単純な比較はできません。
無添加洗剤で落としにくい汚れへの対処法無添加洗濯洗剤を使用しても、襟や袖の皮脂汚れ、食べこぼし、泥汚れなどが一度で落ちないことがあります。
その場合は洗剤を大量に投入するよりも、汚れに合った洗い方を取り入れることが効果的です。
- 襟・袖の皮脂汚れ:洗濯前に部分洗い用の洗濯石けんを使用する。
- 食べこぼし:衣類の洗濯表示を確認し、早めに予洗いする。
- 泥汚れ:乾燥させて泥を落としてから、洗剤で洗う。
- 頑固な汚れ:洗剤メーカーが認める場合は酸素系漂白剤の併用を検討する。
ただし、漂白剤を併用すれば、洗濯全体が無添加になるわけではありません。漂白剤にも成分があるため、使用する商品ごとに表示を確認してください。
石けん洗剤は使用量とすすぎ方が重要石けん洗剤で注意したいのが、石けんカスの残留です。
水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルと石けん成分が反応すると、金属石けんと呼ばれる石けんカスが発生することがあります。
シャボン玉石けんの公式説明では、洗濯物を詰め込みすぎないこと、適切な使用量を守ること、すすぎを最低2回行うことなどが紹介されています。
黒や紺色の衣類に白い残留物が見られる場合は、使用量、水質、洗濯物の量、すすぎ回数を見直す必要があります。
また、ドラム式洗濯機では、自動投入機能の使用可否や投入方法が製品・機種によって異なります。洗剤メーカーと洗濯機メーカーの両方の取扱説明書を確認しましょう。
【赤ちゃん・敏感肌向け】肌に配慮した洗濯洗剤と部屋干し臭対策
赤ちゃんや敏感肌の人がいる家庭では、洗濯洗剤の成分だけでなく、衣類に残る洗剤や香料にも目を向けたいところです。
ただし、無添加や天然成分という表示だけで、肌への刺激が完全になくなるわけではありません。
赤ちゃん用の洗濯洗剤は何を基準に選ぶ?赤ちゃんの衣類を洗う場合は、次の点を確認すると商品を絞り込みやすくなります。
- 無香料または無香タイプであること。
- 蛍光増白剤や着色料など、避けたい成分が配合されていないこと。
- 衣類に洗剤が残りにくい使用方法が示されていること。
- 赤ちゃんの衣類に使用できる用途表示があること。
- 洗濯機で適切にすすげること。
特にミルクや食べこぼしなど、タンパク質を含む汚れが多い場合には、洗浄力と部分洗いのしやすさも比較したいポイントです。
アラウ.ベビーの無香タイプは、純石けん分を主成分とし、ミルクなどのタンパク汚れを意識した商品です。皮ふ科医による乳幼児安全性テストや皮ふ刺激テストについてもメーカーが説明していますが、すべての赤ちゃんへの安全性を保証するものではありません。
敏感肌向け洗濯洗剤は香料だけで判断しない敏感肌向けの洗濯洗剤を探す場合、無香料は比較しやすい条件の一つです。
しかし、香料が入っていなければ肌トラブルが起きないというわけではありません。
公益社団法人日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、洗剤などに広く使用される界面活性剤が刺激性接触皮膚炎の原因となることがあると説明されています。
一方で、植物由来の成分や石けんも、すべての人に刺激がないと保証されるものではありません。
肌への影響が気になる場合は、次のような対策を組み合わせることが大切です。
- 香りのない洗剤を選ぶ。
- 使用量を守り、必要なすすぎを行う。
- 柔軟剤など、ほかの洗濯用品も見直す。
- 洗濯後は衣類を長時間放置しない。
- 症状が続く場合は皮膚科に相談する。
特に、洗剤を変えた後にかゆみや赤みが出た場合は、洗剤だけでなく衣類の素材や柔軟剤なども含めて原因を確認が必要です。
部屋干しの臭いは無添加洗剤だけでは解決しない部屋干しで気になる生乾き臭は、無添加洗濯洗剤を使用しているかどうかだけで決まるものではありません。
洗濯物に残った汚れや水分、乾燥までにかかる時間、洗濯槽の汚れなどが関係します。
洗濯後の衣類を長時間洗濯機に入れたままにすると、雑菌が繁殖しやすくなります。シャープの洗濯機に関する公式Q&Aでも、洗濯後はすぐに衣類を取り出して干すことが案内されています。
部屋干し臭を抑えるためには、次の方法を取り入れましょう。
- 洗濯が終わったら、できるだけ早く衣類を取り出す。
- 洗濯物を詰め込みすぎず、適切な洗剤量で洗う。
- 衣類同士の間隔を空けて干す。
- サーキュレーターや扇風機で風を当てる。
- 洗濯槽やゴムパッキンを定期的に清掃する。
花王の部屋干し対策情報でも、洗濯槽の汚れがニオイの原因になることや、洗濯物の乾燥を早める工夫が紹介されています。
無添加洗剤に切り替えてから部屋干し臭が気になる場合も、すぐに洗剤だけを原因と決めつけず、すすぎや乾燥方法、洗濯槽の状態を見直すことが大切です。
【コスパ・評判を検証】無添加洗濯洗剤は高い?1回あたりの費用と口コミの見方
無添加洗濯洗剤は、一般的な大容量洗剤と比べて高く感じられる商品もあります。しかし、本体価格だけでは実際のコストを判断できません。
重要なのは、容量、濃縮度、メーカー指定の使用量、詰替価格、すすぎ回数などを含めて考えることです。
無添加洗濯洗剤の費用は1回あたりで比較する今回紹介した3商品を、メーカー公表の価格と使用量から計算すると、次のようになります。
- シャボン玉スノール:1,100円÷20回=約55円/回。
- ヤシノミ洗たく洗剤:739円÷約70回=約10.6円/回。
- アラウ.ベビー無香タイプ:792円÷16回=約49.5円/回。
この結果から分かるのは、濃縮タイプと液体石けんでは1回あたりの費用に大きな違いがあることです。
ただし、使用回数の算出条件はメーカーごとに異なります。水量30Lを基準とする石けん商品と、メーカーが公表する使用回数を基準にした濃縮洗剤では、完全に同一条件の比較にはなりません。
また、実際の家計負担を計算するときは、詰替用の価格や購入時の送料も考慮する必要があります。
無添加洗濯洗剤の評判は何を参考にする?購入前に口コミや評判を確認する場合は、単純な星の数だけでなく、どのような使い方をした人の評価なのかを見ることが大切です。
例えば、サラヤ公式通販ではヤシノミ洗たく洗剤のレビュー評価が4.8、レビュー件数が151件と表示されています。また、シャボン玉石けん公式通販の商品ページでは、シャボン玉スノールに4.2の評価と34件のレビューが表示されています。
これらは各公式通販サイト上の評価であり、市場全体を対象にした第三者調査ではありません。また、評価の高低だけで洗浄力や肌への適合性を判断することもできません。
口コミを読む際には、次のような具体的な内容を確認しましょう。
- 皮脂汚れや食べこぼしが落ちたか。
- 洗濯後の香りが気にならなかったか。
- 洗剤の溶け残りや石けんカスが発生しなかったか。
- すすぎの回数が負担にならなかったか。
- 詰替用の価格が継続購入しやすいか。
特に石けん洗剤では、使用量や水質、洗濯機の種類によって仕上がりが変わることがあります。口コミを参考にするときも、自宅の洗濯環境と近い条件の体験を重視すると失敗しにくくなります。
無添加洗濯洗剤がおすすめできる人・おすすめしにくい人無添加洗濯洗剤は、すべての家庭にとって通常の洗剤より優れているわけではありません。自分の生活スタイルと照らし合わせて選ぶことが重要です。
おすすめできる人
- 香りの強い洗剤が苦手な人。
- 蛍光増白剤や着色料を避けたい人。
- 赤ちゃんの衣類を無香タイプで洗いたい人。
- 純石けんを洗浄成分とする洗剤を使いたい人。
- 洗剤の配合成分を自分で確認して選びたい人。
慎重に選びたい人
- 洗濯にかかる時間や手間を極力減らしたい人。
- すすぎ回数を増やしたくない人。
- 石けんカスの残留を避けたい人。
- 泥汚れや頑固な皮脂汚れを頻繁に洗う人。
- 香りや仕上がりに強いこだわりがある人。
こうした場合には、純石けんタイプだけに絞らず、無香料で洗浄力を重視した合成洗剤も候補に入れると選択肢が広がります。
【よくある質問】無添加洗濯洗剤の選び方・使い方に関するFAQ
Q1:無添加洗濯洗剤なら、どの商品でも肌に優しいですか?
A1:必ずしもそうではありません。無添加の対象成分は商品によって異なり、肌への刺激も個人差があります。香料や着色料など、避けたい成分を具体的に確認し、使用後の肌の状態も観察しましょう。
Q2:無添加洗濯洗剤には界面活性剤が入っていないのですか?
A2:いいえ。純石けん分も界面活性剤の一種です。「合成界面活性剤無添加」と表示されていても、純石けん分が洗浄成分として配合されている場合があります。
Q3:赤ちゃんの衣類には無添加洗剤がおすすめですか?
A3:無香料や蛍光増白剤無添加など、避けたい成分を確認しやすい商品は選択肢になります。ただし、無添加表示だけで安全性が保証されるわけではありません。使用量やすすぎ方にも気を配りましょう。
Q4:無添加洗濯洗剤は通常の洗剤より洗浄力が弱いですか?
A4:一概にはいえません。純石けんタイプと合成界面活性剤を使用するタイプでは洗浄成分や使い方が異なります。汚れの種類や洗濯条件に合わせて商品を選ぶことが大切です。
Q5:無添加洗濯洗剤なら部屋干し臭を防げますか?
A5:無添加という理由だけで部屋干し臭を防げるわけではありません。洗濯後すぐに干す、風を当てて乾燥時間を短縮する、洗濯槽を清潔に保つといった対策も必要です。
Q6:無添加洗濯洗剤のコスパはどのように比較すればよいですか?
A6:本体価格ではなく、メーカー指定の使用量から1回あたりの費用を計算しましょう。詰替用の価格、使用回数、すすぎ回数なども含めて比較すると、実際の負担を把握しやすくなります。
Q7:香料無添加と無香料は同じ意味ですか?
A7:同じとは限りません。合成香料を使用していなくても天然精油などによって香りが付いている商品があります。香りを避けたい場合は、無香料や無香タイプの表示と全成分情報を確認しましょう。
無添加洗濯洗剤を選ぶ際に最も大切なのは、「無添加」という言葉だけで商品を判断しないことです。
香料、着色料、蛍光増白剤、合成界面活性剤など、メーカーが何を使用していないのかを確認することで、自分の目的に合った商品を見つけやすくなります。
2026年11月時点で比較できる代表的な商品としては、純石けん主体のシャボン玉スノール、濃縮タイプで使用単価を抑えやすいヤシノミ洗たく洗剤、赤ちゃん向けの無香タイプを展開するアラウ.ベビーがあります。
それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。
- 成分のシンプルさを重視:純石けん主体のシャボン玉スノール。
- 濃縮タイプとコスパを重視:ヤシノミ洗たく洗剤。
- 赤ちゃんの衣類と無香タイプを重視:アラウ.ベビー洗たくせっけん。
また、無添加洗剤を使用していても、洗浄力を十分に発揮するためには適切な使用量と洗濯方法が欠かせません。石けんタイプならすすぎや洗濯槽の管理にも注意し、部屋干しの場合は乾燥時間を短縮する工夫を取り入れましょう。
価格だけでなく、1回あたりの費用、香り、汚れ落ち、洗濯の手間まで含めて比較することが、長く使い続けられる商品選びにつながります。
無添加というイメージに左右されず、成分表示を自分の目で確認すること。それが、家族の衣類を毎日洗う洗濯洗剤選びで失敗しないための基本です。