速水さんのオリーブオイルへのこだわりを語るうえで欠かせないのが、2013年に発売された『MOCO’Sキッチン エキストラヴァージンオリーブオイル』です。
商品開発のきっかけは、2012年12月に行われたスペインロケでした。日本テレビの番組公式アーカイブによると、速水さんが訪れたのは、スペインのルケ農園。160年続く農園で、250ヘクタールの畑に約3万本のオリーブを有機栽培していました。
速水さんは現地で収穫も体験し、オリーブオイル鑑定士と一緒にブレンド作業に挑戦。テイスティングには4時間以上を費やし、自分の理想とする味を追求しました。
2種類のオリーブを7対3でブレンドORICON NEWSの2013年2月22日の報道によると、商品には次の2種類のオリーブが採用されました。
- アルベキーナ種: やさしい甘みとフルーティーな風味が特徴。
- ピクアル種: スパイシーさを感じさせる風味が特徴。
配合比率はアルベキーナ種が7、ピクアル種が3。異なる特徴を持つ品種を組み合わせることで、甘みと刺激のバランスを追求した商品になりました。
速水さんは完成した味について、フルーティーで優しい甘みがありながら、どこかピリッと刺激的な味わいだと表現しています。
商品の価格と特徴は?
MOCO’Sキッチン エキストラヴァージンオリーブオイル
発売当時の仕様
- 内容量:450g
- 発売価格:5,250円(税込)
- 品種:アルベキーナ種・ピクアル種
- 配合比率:7対3
- パッケージ:本人が描いたオリーブのイラスト
出典:ORICON NEWS、MANTANWEBの2013年報道
この商品で注目したいのは、名前を貸しただけのタレント商品ではなかった点です。品種の選定やブレンド、パッケージデザインにまで速水さん自身が関わっています。
加えて、商品のボトルにはオイルの酸化を抑える遮光瓶が採用され、専用の注ぎ口も付属していました。価格は当時の一般的な調味料と比較して高めでしたが、原料の選定からパッケージまでこだわったプロデュース商品だったことが分かります。
なお、5,250円は2013年の発売時価格です。2026年現在の販売価格や正規販売状況を示す数字ではありません。
【使いすぎ問題と世間の評判】人気の裏側にあった賛否両論

オリーブオイルを大胆に使うスタイルは、多くの視聴者を楽しませた一方で、使う量について疑問を持つ人もいました。
2017年3月、放送倫理・番組向上機構(BPO)が公表した視聴者意見の概要に、料理コーナーで使用するオリーブオイルの量が多すぎるのではないかという趣旨の意見が含まれていたことが報道されました。
意見の中心にあったのは、健康面や家計への配慮です。オリーブオイルは健康的なイメージを持つ食品であっても、使いすぎれば摂取エネルギーが増えるため、料理一品に使う量には注意が必要ではないかという問題提起でした。
ただし、BPOによる番組への処分や、健康被害の認定があったという話ではありません。視聴者から寄せられた意見が公表され、それを当時の報道が『MOCO’Sキッチン』と結び付けて紹介したものです。
なぜ使いすぎと言われるほど注目されたのか『MOCO’Sキッチン』では、オリーブオイルを調理の最初から最後まで使う料理がたびたび登場しました。なかでも2016年3月8日放送のアヒージョでは、オイルを大胆に使う調理が話題になりました。
一般的な家庭料理の感覚からすると、ボトルを豪快に傾ける姿は驚きを与えます。しかし、オリーブオイルを主役にする料理や、油で煮るアヒージョのような料理では、一定量のオイルが必要です。
問題は、テレビで紹介される豪快な調理方法を、すべての料理にそのまま当てはめてしまうことです。オイルの適量は料理の種類や食材、人数によって異なります。
2026年にも残る評判は?2026年6月16日に放送されたTBS『黄金のワンスプーン!』では、速水さんが再び高い位置からオリーブオイルを注ぐ姿を披露しました。
共演したフットボールアワーの後藤輝基さんから「高いところから!」と声が上がり、ホラン千秋さんもおなじみのスタイルに反応。放送後のSNS反応を紹介したデイリースポーツの記事では、「懐かしい」「最強の組み合わせ」といった好意的な反応が取り上げられました。
この反応が興味深いのは、オリーブオイルを大量に使うことだけが評価されているわけではない点です。高い位置から注ぐ動作そのものが、速水さんを思い出させる象徴的なパフォーマンスになっています。
一方、家庭で料理を再現する場合には、豪快さよりも味のバランスや使用量を優先するのが現実的です。テレビで楽しむ料理と、日々の食事として作る料理では、求められる条件が異なります。
【2026年現在】速水もこみちは何をしている?YouTubeとテレビ出演
『MOCO’Sキッチン』終了後はYouTubeでも料理を発信2019年3月に『MOCO’Sキッチン』が終了したことで、速水さんの料理活動まで終わったわけではありません。
その後の活動の一つが、公式YouTubeチャンネル「M’s TABLE by Mocomichi Hayami」です。2019年9月に公開されたチャンネル紹介動画では、本人のオリジナル料理レシピを紹介することが説明されています。
チャンネルでは、手軽に作れる料理から手の込んだメニューまで、さまざまなジャンルのレシピを扱っています。テレビの短い料理コーナーとは違い、動画を通じて調理工程や完成した料理を紹介できるのが特徴です。
これは、料理を中心とした活動をテレビ局の番組枠だけに依存しない形へ広げた例といえます。
2026年6月『黄金のワンスプーン!』で宮舘涼太と共演2026年の料理関連出演で注目されたのが、TBSの『黄金のワンスプーン!』です。
2026年6月16日放送回では、Snow Manの宮舘涼太さんがMCを務める番組に、速水さんがゲスト出演しました。共演者には上川隆也さん、ホラン千秋さんらが名を連ねています。
今回のテーマ食材は、神奈川県小田原市の下中たまねぎ。速水さんは宮舘さんとともに料理を披露し、オリーブオイルを使った即興の創作たまねぎ料理にも挑戦しました。
公式番組情報でも、速水さんの料理の腕前と、オリーブオイルを使ったアレンジが見どころとして紹介されています。
料理のこだわりはオリーブオイルだけではない同番組の放送後に掲載された2026年6月16日付のデイリースポーツの記事では、速水さんの料理へのこだわりとして、スパイスを約60種類所有し、独自の配合を考えていることや、マイ包丁が100本以上あることも紹介されました。
こうしたエピソードからは、オリーブオイルだけが彼の料理の特徴ではないことが分かります。食材に合わせた調味料の組み立てや道具への関心など、料理そのものへの探究心が活動の土台になっています。
2026年現在の速水さんは、俳優としての活動を続けながら、料理を自身の個性を表現する重要な分野として位置付けています。『MOCO’Sキッチン』は終了しても、料理を披露する場はテレビや動画へと広がっています。
速水もこみちのオリーブオイルに関する情報を見分けるポイントインターネット上では、2013年の商品情報、2019年の番組終了、2026年のテレビ出演情報が混在しています。現在の活動や商品を調べる際には、情報の年代を区別することが大切です。
- 2013年の商品価格は、当時の発売価格であり、現在の販売価格ではない。
- 1896レシピは『MOCO’Sキッチン』最終回までの累計紹介数である。
- 「天空オリーブオイル」は、本人が公式に命名した調理技法というより、特徴的な姿を表す通称として扱うのが適切。
- 2026年の『黄金のワンスプーン!』出演は、6月16日に実際に放送された出演実績である。
- 公式YouTubeの存在と、特定の商品が現在購入できるかどうかは別の情報である。
【よくある質問】もこみちのオリーブオイルに関するFAQ
Q1:速水もこみちはなぜオリーブオイルをたくさん使うのですか?
A1:本人の料理好きやオリーブオイルへのこだわりが背景にあります。『MOCO’Sキッチン』では調理中だけでなく、仕上げにも使うスタイルが定着し、番組の個性になりました。
Q2:追いオリーブとはどういう意味ですか?
A2:料理が完成した後、仕上げとしてさらにオリーブオイルをかけることです。速水さんの料理スタイルから広まった呼び方です。
Q3:天空オリーブオイルはなぜ高い位置から注ぐのですか?
A3:身長186cmの速水さんと高さ約80~90cmのキッチン台との関係が理由の一つです。加えて、撮影スタッフが下からあおるカメラアングルを取り入れたことで、より高く見えるようになりました。
Q4:MOCO’Sキッチンはいつ終了しましたか?
A4:2019年3月29日です。2011年4月から約8年間続き、最終回までに1896レシピを紹介しました。
Q5:もこみちプロデュースのオリーブオイルはいくらでしたか?
A5:2013年の発売当時は450g入りで5,250円(税込)でした。アルベキーナ種とピクアル種を7対3でブレンドした商品です。
Q6:速水もこみちは2026年も料理番組に出演していますか?
A6:はい。2026年6月16日放送のTBS『黄金のワンスプーン!』に出演し、宮舘涼太さんらと料理を披露しました。
Q7:現在も料理動画を見られますか?
A7:公式YouTubeチャンネル「M’s TABLE by Mocomichi Hayami」で料理動画が公開されています。簡単なレシピから本格的な料理まで幅広い内容を扱っています。
速水もこみちさんとオリーブオイルのイメージが強く結び付いた背景には、単なるテレビ上の演出では説明できない複数の要素があります。
本人がもともと料理好きだったこと、8年間にわたって1896品のレシピを紹介したこと、スペインの農園でオリジナルオイルを開発したこと。そして身長186cmという体格と撮影スタッフとの掛け合いが、あの印象的なパフォーマンスを生み出しました。
【プロの結論】もこみちのオリーブオイルは一つのブランドになった編集者の視点から特に注目したいのは、速水さんが料理人としての専門性と、テレビタレントとしてのエンターテインメント性を両立させた点です。
『MOCO’Sキッチン』は、毎朝の料理コーナーという限られた時間の中で、レシピだけでなく出演者の個性まで視聴者に届けました。オリーブオイルを豪快に注ぐ姿は、その個性を短い時間で伝える象徴的な映像になったのです。
2013年の商品化は、その人気が実際のビジネスへつながった事例でもあります。そして2019年の番組終了後も、YouTubeや2026年の『黄金のワンスプーン!』出演を通じて、料理の魅力を発信し続けています。
家庭で速水さんの料理を参考にするなら、豪快なオイルの量や注ぐ高さをそのまま再現する必要はありません。加熱用と仕上げ用を使い分け、食材に合った量で香りを楽しむことが実践的なポイントです。
「もこみちといえばオリーブオイル」というイメージは、8年間の積み重ねと本人の料理への情熱、そして視聴者と番組スタッフが一緒に育てた文化の象徴です。『MOCO’Sキッチン』が終了しても、その印象が2026年まで残り続けていること自体が、番組の大きな功績といえるでしょう。