「木嶋佳苗ブログ」と検索すると見つかるのが、ライブドアブログで公開されている「木嶋佳苗の拘置所日記」です。首都圏連続不審死事件で死刑が確定した木嶋佳苗が、東京拘置所での生活や自身の考えを文章にし、外部の協力者を通じて発信してきた異色のブログです。
ブログは2014年に広く報道され、手書き原稿の代理投稿、ニコニコチャンネルでの自伝的小説「礼讃」、2017年の「佳苗通信」、2024年からのnote連載へと発信形態が変化しました。2025年にはブログへの投稿が再び確認されており、2026年11月時点で公開されている記事の範囲や更新状況にも関心が集まっています。
【結論】木嶋佳苗ブログは現在も閲覧できる?公開状況と探し方

結論からいえば、「木嶋佳苗の拘置所日記」は、2026年11月時点でもライブドアブログ上で公開ページを確認できます。過去記事の一覧や個別記事も残っており、ブログそのものが完全に消滅したわけではありません。
ブログを探す際は、検索エンジンで「木嶋佳苗の拘置所日記」と正式名称を入力する方法が確実です。「木嶋佳苗ブログ」だけでは、過去の報道記事や事件を扱ったまとめサイト、noteの関連記事などが混在することがあります。
閲覧できる情報と制限されている情報ライブドアブログでは、公開設定になっている記事について、一般の閲覧者も本文を読むことができます。過去記事は年月別のアーカイブから探せるため、2014年の開設初期から2025年の更新分まで、発信の変遷をたどれます。
ただし、ブログに掲載された内容がすべて無料で読めるわけではありません。noteに移った連載には有料記事があり、無料で確認できるタイトルや紹介文と、購入しなければ読めない本文が分かれています。
また、2014年当時のニコニコチャンネルや紙媒体の「佳苗通信」は、現在のライブドアブログと同じ閲覧環境ではありません。過去のサービス提供状況と、現在アクセスできるコンテンツを区別する必要があります。
【開設経緯】手書き原稿を支援者が代理投稿する独特の仕組み
「木嶋佳苗の拘置所日記」が注目された理由の一つは、拘置所に収容されている本人が、どのようにインターネット上で文章を発信しているのかという点でした。
2014年2月27日付のITmedia NEWSは、木嶋が手書きしたブログ原稿を支援者に郵送し、受け取った側が文字起こしをして掲載する仕組みを報じています。拘置所内から本人が直接ブログにログインして投稿する形式ではありません。
手書き原稿からブログ記事になるまで当初の発信は、次のような流れで行われていました。
- 木嶋本人が拘置所内で文章を手書きする。
- 原稿を外部の協力者に送る。
- 協力者側が手書き原稿を文字データにする。
- 外部のパソコンからライブドアブログに投稿する。
- 公開された記事を読者が閲覧する。
この方法であれば、本人がインターネット環境を直接利用しなくても、文章を外部に発信できます。
2014年7月8日付のブログ記事「今までとこれから」では、それまでホームページ作成業者に原稿の文字起こしや更新を依頼していたこと、今後は純粋な支援者による運営に移ることが説明されています。
つまり、単純な代筆ではなく、原稿の受け取り、文字起こし、記事の編集・掲載という複数の作業を外部の協力者が担っていたわけです。
2014年にブログ運営が注目された理由開設初期の記事は長文が中心で、拘置所生活、支援者との関係、報道への意見など、幅広いテーマを扱っていました。
ITmedia NEWSによれば、2014年2月26日までに14本の長文記事が公開されていました。事件の被告人が自分自身の言葉で継続的に発信するという珍しさもあり、複数のニュース媒体が取り上げています。
一方、2014年4月には有料メールマガジンへの移行が報じられ、その後、6月にはニコニコチャンネルでの発信が始まりました。初期から現在まで、ブログの運営方法は一定ではありません。
【時系列一覧】ライブドアブログからnoteまでの発信媒体の変遷
木嶋佳苗の発信活動を理解するには、ブログだけでなく、その後に展開された媒体も合わせて見る必要があります。
以下は、ブログの公開記録、報道記事、出版社の書誌情報などから整理した主な出来事です。
| 時期 | 出来事・媒体 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2013年12月 | ブログ開設 | 「木嶋佳苗の拘置所日記」の開始時期としてプロフィールに記載。 |
| 2014年1月5日 | 初回投稿 | ライブドアブログに最初の記事を掲載。 |
| 2014年2月 | メディア報道 | 手書き原稿を支援者が文字起こしする仕組みが報じられる。 |
| 2014年4月 | 有料メルマガへの移行発表 | ブログの運営・収益化をめぐる方針変更が報道される。 |
| 2014年6月 | ニコニコチャンネル | 「木嶋佳苗チャンネル」で自伝的小説の連載を開始。 |
| 2015年3月2日 | KADOKAWA『礼讃』 | 拘置所で執筆した自伝的小説が単行本として発売。 |
| 2017年5月9日 | 死刑確定 | 最高裁の訂正申立棄却を経て死刑判決が確定。 |
| 2017年8月15日 | 「佳苗通信」 | 手書き原稿のコピーを郵送する紙媒体の発行案内を掲載。 |
| 2018年5月 | ブログ更新の中断 | 5月10日の投稿を最後に長期間更新が止まる。 |
| 2024年5月 | 発信再開の告知 | 5月1日付で発信を再開する意向を表明。 |
| 2024年9月 | note連載開始 | 「東京拘置所ガイド〜30kg痩せた木嶋佳苗の獄中記〜」を公開。 |
| 2025年8〜10月 | ブログ・noteの更新 | 拘置所生活、健康、支援者、報道への反論などを掲載。 |
| 2026年11月 | 公開情報の確認 | ライブドアブログの最新確認記事は2025年10月25日付。 |
ここで注意したいのは、ブログのプロフィールに記された開設時期と、報道で確認できる最初の投稿日時が異なる点です。2013年12月は開設時期、2014年1月5日は初回投稿として整理すると、情報の食い違いを避けられます。
また、2017年4月14日に最高裁が上告を棄却したことと、5月9日に死刑が確定したことも別の日付です。裁判所の裁判例検索では4月14日の上告棄却判決が確認でき、5月9日の訂正申立棄却によって判決が確定した経緯は、月刊『創』の報道などにも記録されています。
【発信媒体を比較】ニコニコチャンネル「礼讃」と佳苗通信、noteの違い
木嶋佳苗の文章は、ライブドアブログだけにとどまりません。ニコニコチャンネルでの連載、書籍化、紙媒体、noteと、発信形態を変えてきました。それぞれ内容や閲覧方法が異なります。
ニコニコチャンネル「木嶋佳苗チャンネル」2014年6月10日付のITmedia NEWSは、木嶋がニコニコチャンネルに「木嶋佳苗チャンネル」を開設したと報じています。
そこで連載されたのが、拘置所で執筆する自伝的小説「礼賛」です。北国での幼少期から上京後の生活まで、自身の半生を描く構成でした。
当時の報道では、連載の一部を読むために月額864円(税込)の購読料が必要とされていました。これは2014年当時の料金であり、2026年現在の料金やチャンネルの提供状況を示すものではありません。
KADOKAWAから刊行された自伝的小説『礼讃』ニコニコチャンネルでの発信と関連する作品として、KADOKAWAから2015年3月2日に単行本『礼讃』が発売されました。
国立国会図書館の書誌情報によれば、木嶋佳苗著、KADOKAWA刊、全469ページの書籍です。出版社は拘置所で執筆された自伝的小説として紹介しています。
ブログの日常的な文章と、書籍として編集・刊行された自伝的小説は、同じ本人の執筆活動でも媒体の性格が異なります。事件の経緯を知るための司法資料と、本人が描いた自伝的な物語も混同しないことが大切です。
2017年の紙媒体「佳苗通信」2017年8月15日には、ブログ上で「佳苗通信」の発行案内が掲載されました。
本人の説明によると、手書き原稿をコピーして郵送する形式で、ブログより長い手紙風のエッセイを想定していたといいます。デジタル媒体ではなく紙を使うという点が特徴でした。
ただし、確認できるのは発行案内の公開です。案内が掲載されたことと、予定どおり継続的に発行されたことは分けて考える必要があります。
2024年からのnote連載2024年9月1日、ライブドアブログに「連載開始」という記事が掲載されました。そこで告知されたのが、noteの「東京拘置所ガイド〜30kg痩せた木嶋佳苗の獄中記〜」です。
本人の紹介文によると、東京拘置所の実態を扱うガイド記事と、食事や運動を中心とした健康管理のメソッドを紹介する構成です。
note上では2024年9月1日付の記事が500円、同年10月6日付の記事が700円、11月17日付の記事が500円で公開されています。2025年8月24日付の「案里の嘘」は300円の有料記事として掲載されました。
このように、媒体によって無料公開部分と有料部分が異なります。ブログを読むだけでnoteの連載内容をすべて把握できるわけではありません。
【2025年掲載内容】最新記事と過去記事には何が書かれている?
2024年の発信再開後、ブログの内容は拘置所生活の日常的な話題だけでなく、健康管理、支援者、他の報道や出版物への反論などにも広がっています。
2025年の主な公開記事2025年に確認できる記事には、次のようなタイトルがあります。
- 7月13日:「命くらい大事なクッキー」
- 8月2日:「令和7年の観葉植物①」
- 8月24日:「案里の嘘」「案里の嘘②」「令和7年の観葉植物②」
- 9月1日:「渇愛」の真実」「50歳の健康診断結果報告」
- 9月7日:「誤記とプライバシー」
- 10月4日:「林真須美さんの謎①」「外部交通権①」
- 10月5日:「創」の嘘①」
- 10月11日:「女性支援者」
- 10月25日:「透析を止めた日」
これらのタイトルからは、拘置所内の日常、健康に関する話題、外部との交流、報道や出版物に対する本人の意見など、複数のテーマを扱っていることが分かります。
2025年10月25日付「透析を止めた日」が最新確認記事2026年11月2日時点でライブドアブログの公開ページから確認できる最新の記事は、2025年10月25日付の「透析を止めた日」です。
その直前には、10月11日付の「女性支援者」、10月5日付の「創」の嘘①」などが掲載されています。
したがって、検索結果に表示される2025年の記事を、2026年に投稿された最新記事と誤認しないことが大切です。検索エンジンが最近ページを読み込んだ日時と、記事そのものが公開された日時は別の情報です。
過去記事で注目したいテーマ初期のブログでは、拘置所の居室や生活環境、食事、支援者との関係、本人の半生などが主なテーマでした。
2017年には死刑確定後の心境に関する文章も掲載されています。2017年6月の月刊『創』ブログでは、編集長の篠田博之氏が木嶋との接見や手紙のやり取りについて記録しており、当時の発信活動を知る資料になっています。
2024年以降は、健康管理や東京拘置所の生活環境を扱う内容が目立ちます。2025年には、特定の書籍や報道への反論も掲載されました。
ただし、記事に記された出来事や他者への評価は、あくまで本人側からの説明です。別の立場からの報道や公的記録と照合することで、記事の性格をより正確に理解できます。
【2026年最新情報】更新状況と東京拘置所での生活をどう見るべきか
検索需要の大きい「木嶋佳苗ブログ 現在」という疑問については、ブログの更新状況と、本人の司法上の立場を分けて整理する必要があります。
2026年に新しいブログ記事は掲載された?ライブドアブログの公開ページで確認できる最新記事は、2025年10月25日付です。2026年の日付が付いた新規投稿は、今回確認できた公開記録にはありません。
noteについても、公開されている記事一覧では2025年に掲載された記事が確認できますが、2026年の新作を示す情報は確認できませんでした。
このため、2026年現在の更新状況は「ブログの公開ページは閲覧できるが、最新確認記事は2025年10月25日」という整理が適切です。
死刑確定は2017年5月9日木嶋佳苗は、2009年に発生した首都圏連続不審死事件で、男性3人に対する殺人罪などに問われました。
2012年4月13日にさいたま地裁で死刑判決が言い渡され、2014年3月12日には東京高裁が控訴を棄却。2017年4月14日、最高裁第二小法廷も上告を棄却しました。
その後、判決訂正の申立ても棄却され、2017年5月9日に死刑が確定しています。
最高裁判所の裁判例検索では、事件番号平成26年(あ)第639号、事件名「詐欺、詐欺未遂、窃盗、殺人被告事件」として、2017年4月14日の判決結果を確認できます。
2026年の死刑確定者リストにおける記載2026年8月28日更新のCrimeInfo「死刑確定者リスト」では、木嶋佳苗は現在の姓である土井佳苗、旧姓木嶋佳苗として掲載されています。
同一覧では、最高裁判決日が2017年4月14日と記録され、執行・死亡年月日の欄には日付が記載されていません。これは、2026年時点の司法上の位置づけを確認する際の参考資料です。
なお、同一覧は法務省の公式名簿ではなく、裁判記録や報道をもとに整理された民間の資料です。現在の生活状況や健康状態の詳細まで証明するものではありません。
獄中生活の情報は本人の発信と公的情報を分ける「木嶋佳苗の拘置所日記」では、東京拘置所での食事や居室、生活上の工夫などが取り上げられています。noteの「東京拘置所ガイド」も、施設での生活や健康管理を中心とした内容です。
一方、拘置所内の具体的な生活環境や処遇については、本人の文章だけで一般化できません。個人の体験と施設全体の運用は別の問題だからです。
また、本人のブログが更新されたことは、刑の執行や司法判断に変更があったことを意味しません。ブログの更新と事件の法的な進展を同じニュースとして扱わないことが重要です。
【評判と読み解き方】木嶋佳苗ブログが賛否を呼ぶ理由
木嶋佳苗ブログの評判は、単純に肯定・否定のどちらかにまとめられるものではありません。文章そのものへの関心と、発信者の立場や内容への批判が同時に存在しています。
2014年の開設当初から反応は二極化2014年2月のJ-CASTニュースは、ブログ開設後の反響を報じています。コメント欄では自己主張の強さなどを批判する声がある一方、文章の読みやすさや表現力に関心を示す読者もいました。
拘置所に収容されている人物が、自分の視点から報道や社会に意見を述べること自体が珍しく、ブログへのアクセスが急増したことも報じられています。
2024年以降は有料コンテンツへの評価も論点に2024年に始まったnote連載では、東京拘置所の生活や健康管理をテーマにした有料記事が公開されました。
2024年11月28日付の週刊女性PRIMEは、この有料発信を取り上げ、価格設定やダイエット情報の公開に対するSNS上の批判的な反応を紹介しています。
つまり、読者の関心は文章の内容だけでなく、死刑確定者が自身の経験を商品化して発信することの是非にも向けられています。
【プロの結論】ブログは一次的な自己表現資料として読むこのブログを読むうえで最も大切なのは、本人の発言と、第三者によって確認された事実を区別することです。
拘置所での生活を本人がどう感じていたか、どのような文章を書いていたかを知るには、本人のブログは重要な資料になります。一方、事件の事実認定や刑事責任については、最高裁判所の判決や公的記録を基準にする必要があります。
また、2025年の記事に見られる報道や書籍への反論は、本人の立場を知るための資料です。反論が掲載されたこと自体を、反論内容の正しさを裏付ける証拠として扱うことはできません。
読者が確認すべき要点は、次の4つです。
- 公開日:記事が実際に投稿された年月日を確認する。
- 発信者:本人の文章なのか、報道機関や第三者による解説なのかを見分ける。
- 情報の性格:本人の主張、客観的な記録、第三者の評価を混同しない。
- 情報の新しさ:過去のニュース記事と2026年現在の公開情報を区別する。
こうした基準を持つことで、事件への関心を保ちながら、センセーショナルな見出しや未確認情報に振り回されずに済みます。
【木嶋佳苗のブログ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:木嶋佳苗の拘置所日記は2026年現在も読めますか?
A1:はい。ライブドアブログの公開ページや過去記事のアーカイブを確認できます。ただし、最新確認記事は2025年10月25日付で、2026年の新規投稿は確認できていません。
Q2:木嶋佳苗は拘置所から自分でブログを更新していたのですか?
A2:初期のブログについては、本人が手書きした原稿を外部の支援者に送り、支援者側が文字起こしして投稿する方式だったと2014年のITmedia NEWSが報じています。本人が拘置所内から直接インターネットに投稿していたわけではありません。
Q3:ニコニコチャンネルの「礼讃」とライブドアブログは同じものですか?
A3:別の媒体です。2014年に開設された「木嶋佳苗チャンネル」では自伝的小説が連載され、その後、2015年にKADOKAWAから単行本『礼讃』が発売されました。ライブドアブログの「木嶋佳苗の拘置所日記」とは、発信形態やコンテンツが異なります。
「木嶋佳苗の拘置所日記」は、手書き原稿を外部の支援者が文字起こしして掲載する方法で始まり、ニコニコチャンネル、書籍『礼讃』、紙媒体の「佳苗通信」、noteへと発信の幅を広げてきました。
2018年5月から長期間更新が止まった後、2024年に発信再開を告知。2025年には拘置所生活や健康、支援者、報道への意見などを扱った記事が公開されました。
2026年11月2日時点で、ライブドアブログの最新確認記事は2025年10月25日付です。2026年の新規投稿は確認できず、ブログの公開継続と更新再開は別の問題として捉える必要があります。
事件の経緯を知りたい人は最高裁判所の判決、本人の文章表現や発信活動に関心がある人はライブドアブログやnote、媒体の変遷を調べたい人はITmedia NEWSやKADOKAWAの書誌情報を参照すると、情報を整理しやすくなります。
木嶋佳苗ブログを理解する鍵は、本人による自己表現、外部メディアによる報道、司法による事実認定という3つの視点を混同しないことです。
主な確認資料
- 最高裁判所「裁判例結果詳細」
- ITmedia NEWSの2014年ブログ開設・ニコニコチャンネル報道
- ライブドアブログ「木嶋佳苗の拘置所日記」の公開記事・アーカイブ
- KADOKAWA『礼讃』書誌情報
- noteの公開記事一覧
- CrimeInfo「女性死刑確定者」「死刑確定者リスト」