『チェンソーマン』の連載史を理解するうえで押さえておきたいのは、第1部と第2部では掲載媒体が異なることです。
第1部は週刊少年ジャンプで展開された「公安編」、第2部は少年ジャンプ+で連載された新章です。両者の間には約1年7か月の空白期間があり、最初から最後まで連続して連載されていたわけではありません。
第1部は2018年12月にスタート藤本タツキの『チェンソーマン』は、2018年12月3日発売の週刊少年ジャンプ2019年1号から連載を開始しました。
主人公は、チェンソーの悪魔ポチタと契約した少年デンジ。借金に追われる貧しい生活から一転、公安のデビルハンターとして悪魔と戦うことになります。
過激な戦闘描写、予測を裏切る展開、登場人物の予想外の運命などが作品の特徴です。
第1部は2020年12月14日発売の週刊少年ジャンプ2021年2号で完結。物語は「公安編」として一区切りを迎えました。
第2部は2022年7月から少年ジャンプ+で連載第1部終了後、藤本タツキは2022年7月13日から少年ジャンプ+で第2部の連載を開始しました。
第2部では、公安のデビルハンターとして戦うデンジの姿だけでなく、三鷹アサや戦争の悪魔ヨルなど、新たな人物を中心に物語が展開します。
第1部とは異なる視点や舞台設定を取り入れたことで、作品の世界観がさらに広がりました。
2026年3月25日に第232話で完結2026年3月11日配信の第231話で、次回が最終回になることが明らかになりました。
そして3月25日、少年ジャンプ+で最終回となる第232話「ありがとうチェンソーマン」が配信されました。
公式配信ページにも完結済みと記載されており、第2部は正式に完結しています。
『チェンソーマン』連載年表| 時期 | 出来事 | 掲載媒体・状況 |
|---|---|---|
| 2018年12月3日 | 第1部連載開始 | 週刊少年ジャンプ |
| 2020年12月14日 | 第1部完結 | 第1部・公安編終了 |
| 2022年7月13日 | 第2部連載開始 | 少年ジャンプ+ |
| 2026年3月11日 | 最終回の予告 | 第231話で告知 |
| 2026年3月25日 | 第2部完結 | 第232話が最終回 |
| 2026年6月4日 | 最終24巻発売 | 紙版・電子版 |
暦のうえでは、2018年12月の連載開始から2026年3月の最終回まで約7年4か月です。ただし、第1部と第2部の間には連載の空白期間があります。
このように、作品の歴史を正確に把握するには、単純な連載年数だけでなく、2つの部に分けて考える必要があります。
【なぜ移籍した?】週刊少年ジャンプから少年ジャンプ+に掲載媒体を変更した背景

第2部の開始にあたって、読者の間で大きな注目を集めたのが掲載媒体の変更です。
第1部は週刊少年ジャンプ、第2部は少年ジャンプ+という違いがあります。
同じ集英社の作品でありながら、なぜ連載場所を変えたのでしょうか。
藤本タツキと少年ジャンプ+の深い関係まず知っておきたいのは、藤本タツキが少年ジャンプ+と以前から関係を持っていた漫画家だということです。
代表的な作品には、次のようなものがあります。
- 『ファイアパンチ』:藤本タツキの初連載作品。少年ジャンプ+で展開された。
- 『ルックバック』:2021年に発表された読み切り作品。
- 『さよなら絵梨』:2022年に発表された長編読み切り作品。
- 『チェンソーマン』第2部:2022年7月から少年ジャンプ+で連載。
集英社オンラインの人物紹介や少年ジャンプ+の作品一覧でも、これらの作品と藤本タツキの関係を確認できます。
移籍理由は公式に明言されている?ここは少し慎重に整理する必要があります。
集英社から、チェンソーマンの移籍理由を単一の公式見解として詳しく説明した発表は確認できません。
一方、ABEMA TIMESでは、藤本タツキの過去作品や表現の特徴、少年ジャンプ+との親和性を踏まえた分析が掲載されています。
その記事では、次のような背景が考察されています。
1.作家の表現を生かしやすい掲載環境
『チェンソーマン』は、激しい戦闘や残酷な描写、独特の演出が特徴です。Web媒体である少年ジャンプ+は、週刊誌とは異なる作品展開の選択肢を持っています。
2.藤本タツキが以前から利用していた媒体
『ファイアパンチ』などの連載・発表経験があり、作家と編集部の双方にとってなじみのある媒体でした。
3.デジタル漫画市場での存在感
少年ジャンプ+には『SPY×FAMILY』などの人気作品もあり、注目度の高い作品を掲載することで、プラットフォーム全体の認知向上につながる可能性もあります。
ただし、これらは媒体の特徴や編集方針から導かれる分析であり、移籍の公式な決定理由として発表されたものではありません。
移籍によって作品はどう変わった?注目すべきなのは、掲載場所が変わっただけではなく、物語の中心となる人物や舞台も変化したことです。
第1部では公安のデビルハンターたちを中心に、デンジの過酷な戦いが描かれました。
第2部では三鷹アサという新たな主人公的存在が登場し、学校生活や人間関係、悪魔との関係性などが物語の重要な要素になります。
つまり、第2部への移行は単なる雑誌変更ではありません。作品の視点を広げ、新たな物語を構築する大きな転換点だったのです。
【打ち切り説の真相】第232話で終わったのは予定された完結?
『チェンソーマン』の第2部完結について、ネット上では「打ち切りだったのではないか」という疑問も見られます。
しかし、実際の完結までの流れを確認すると、突然連載が終了したという見方とは異なる状況が分かります。
第231話で最終回が事前告知されていた2026年3月11日に配信された第231話で、次回が最終回になることが告知されました。
その後、予定されていた3月25日に第232話が配信されています。
この流れは、突然の掲載終了とは明確に異なります。
最終巻の内容も完結を裏付けている集英社が公開している第24巻の商品情報には、最終話となる第232話まで収録されていることが記載されています。
加えて、出版社の商品紹介でも作品の完結が明示されています。
第24巻には第223話から第232話までが収録されており、漫画としての物語が単行本でも締めくくられています。
打ち切り説と公式情報の比較| ネット上での疑問 | 確認できる事実 | 判断 |
|---|---|---|
| 突然終わった? | 第231話で次回最終回と告知 | 突然の終了ではない |
| 第232話は通常回? | 公式に最終回として配信 | 正式な最終話 |
| 単行本は途中で終了? | 第24巻まで刊行 | 全24巻で完結 |
| 出版社は完結を認めている? | 公式書誌で完結を明記 | 完結済み |
| 第3部が始まる? | 正式な続編発表は確認できない | 開始未発表 |
現時点の情報からは、打ち切りと判断できる根拠は見当たりません。
特に重要なのは、最終回の告知、最終話の配信、最終巻の刊行という3段階が整合していることです。
「第2部が完結した」という事実と、「編集部によって打ち切られた」という推測は、分けて考える必要があります。
【全24巻で完結】チェンソーマン最新刊の発売日と単行本情報
原作漫画を単行本で読みたい人にとって、気になるのが最新刊と最終巻の発売状況です。
2026年11月現在、『チェンソーマン』の単行本は全24巻で完結しています。
最終巻の第24巻は2026年6月4日発売集英社の公式書誌情報によると、第24巻の発売日は2026年6月4日です。
紙版とデジタル版が同日に発売され、価格は572円(税込)、ページ数は176ページとなっています。
著者:藤本タツキ
発売日:2026年6月4日
価格:572円(税込)
収録話:第223話〜第232話
集英社公式書誌情報に基づく商品データ。
ISBN:978-4-08-885051-1
2026年11月現在、第25巻の発売予定は発表されていません。
第24巻が最終巻として発売されており、公式の少年ジャンプ+でも全24巻発売中と案内されています。
したがって、通常の続刊として第25巻を待つ状況ではありません。
全24巻を読むなら一気読みもおすすめ第1部と第2部は物語の構成や視点が異なるため、まとめて読むことで作品全体のつながりを把握しやすくなります。
特に、次のような読者には単行本での一気読みが向いています。
- 第1部を読んでから時間が経ち、内容を思い出したい人
- 第2部の展開を途中までしか追っていなかった人
- 最終話まで含めて物語を通して読みたい人
- デンジやアサを中心とした人物関係を整理したい人
【第3部は発表された?】2026年11月現在の公式情報と今後の展開
第2部が完結したことで、次に注目されているのが第3部の可能性です。
デンジの物語がさらに続くのか、別の主人公による新章が描かれるのか。ファンにとっては大きな関心事でしょう。
第3部の正式発表は確認されていない2026年11月3日現在、『チェンソーマン』第3部の連載開始や掲載媒体、開始時期について、正式な発表は確認できません。
ORICON NEWSの2026年3月25日の報道でも、第2部の最終回には第3部の告知がなく、藤本タツキの次回作に期待する旨が記載されていたと伝えられています。
また、少年ジャンプ+の作品情報でも、第1部と第2部が掲載されていますが、第3部の連載作品としての案内はありません。
したがって、現状は次のように整理できます。
| 項目 | 2026年11月現在の状況 |
|---|---|
| 第1部 | 完結 |
| 第2部 | 2026年3月25日完結 |
| 第3部 | 正式発表なし |
| 第3部の連載開始日 | 未発表 |
| 第3部の掲載媒体 | 未発表 |
| 第25巻 | 発売予定の発表なし |
ここで注意したいのが、アニメ関連の続報です。
『チェンソーマン』では、劇場版『レゼ篇』に続くアニメ企画として、TVアニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作が発表されています。
2026年6月19日には、公式サイトで最新ティザーPVも公開されました。
ただし、これは原作漫画の第3部が始まるという発表ではありません。
アニメの続編制作と、原作漫画の新シリーズ開始は別のニュースです。
この2つを混同すると、「第3部が発表された」という誤った情報につながるため注意が必要です。
第3部の可能性はどう考えるべき?漫画の完結後も、アニメや映画、舞台などによって作品の展開が続くことはあります。
実際に『チェンソーマン』も、原作漫画の完結後にアニメ関連の展開が続いています。
しかし、映像化や関連イベントが継続しているからといって、原作漫画の新連載が決まったわけではありません。
今後、第3部が制作されるかどうかは、藤本タツキ本人や集英社による正式発表を待つ必要があります。
【原作漫画はどこで読める?】少年ジャンプ+と単行本の購入方法
『チェンソーマン』の原作漫画を読む方法は、大きく分けて電子版と紙の単行本の2種類です。
少年ジャンプ+で読む原作の掲載媒体である少年ジャンプ+では、第1部と第2部の作品情報を確認できます。
第232話の公式ページも公開されており、最終話の配信日や作品の完結状況を確認できます。
最終話はポイントを使用するレンタル・購入形式で提供されています。
紙の単行本・電子書籍で読む集英社の公式書誌情報では、全24巻の刊行状況を確認できます。
紙の単行本は書店、電子版は各電子書籍ストアなどで取り扱われています。
読み方によっておすすめは異なります。
| 読み方 | おすすめの人 | 特徴 |
|---|---|---|
| 少年ジャンプ+ | 公式配信で読みたい人 | 掲載話を確認できる |
| 紙の単行本 | コレクションしたい人 | 全24巻を手元に残せる |
| 電子書籍 | 場所を取らずに読みたい人 | スマートフォンなどで読める |
『チェンソーマン』を読み終えた人には、藤本タツキの過去作品もおすすめです。
2016年〜2018年連載
藤本タツキの初連載作品。極限状況に置かれた人間の心理や倫理を描く長編漫画です。
2021年発表
漫画を描くことに向き合う2人の少女を中心に、創作と人生を描いた作品です。
2022年発表
映像表現と現実の境界をテーマにした長編読み切り。独特の構成や演出が楽しめます。
【チェンソーマンの連載に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:チェンソーマンの漫画はいつ完結しましたか?
第2部の最終回である第232話が、2026年3月25日に少年ジャンプ+で配信されました。これをもって原作漫画は完結しています。
Q2:チェンソーマン第1部はいつからいつまで連載されましたか?
2018年12月3日に週刊少年ジャンプで連載を開始し、2020年12月14日発売号で完結しました。約2年間の連載です。
Q3:チェンソーマン第2部は何話で完結しましたか?
第232話「ありがとうチェンソーマン」が最終回です。2026年3月25日に少年ジャンプ+で配信されました。
Q4:チェンソーマンは全何巻ですか?
全24巻です。第24巻が2026年6月4日に発売され、シリーズの最終巻となりました。
Q5:チェンソーマン第3部はいつから始まりますか?
2026年11月3日現在、第3部の正式発表はありません。連載開始日や掲載媒体も公表されていません。
Q6:チェンソーマンは打ち切りになったのですか?
打ち切りを裏付ける公式情報はありません。第231話で最終回が告知され、予定された第232話が配信され、最終24巻も刊行されています。
Q7:チェンソーマンの最新刊は何巻ですか?
最新刊は第24巻です。2026年6月4日に発売されました。第25巻の発売予定は発表されていません。
Q8:チェンソーマンの原作漫画はどこで読めますか?
少年ジャンプ+で配信された原作漫画を読むことができます。また、紙の単行本や電子書籍でも全24巻を購入できます。
『チェンソーマン』の連載状況を2026年11月現在の情報で整理すると、原作漫画は第2部の第232話をもって完結しており、単行本も全24巻で刊行を終えています。
最後に、押さえておきたいポイントを振り返ります。
- 第1部: 2018年12月〜2020年12月、週刊少年ジャンプで連載。
- 第2部: 2022年7月〜2026年3月、少年ジャンプ+で連載。
- 最終回: 2026年3月25日配信の第232話。
- 最終巻: 第24巻、2026年6月4日発売。
- 打ち切り説: 公式情報から打ち切りと判断できる根拠はない。
- 第3部: 2026年11月現在、正式発表なし。
今回の連載終了で特に重要なのは、原作漫画の完結と、アニメをはじめとするメディア展開の継続を区別することです。
第2部は正式に完結しましたが、アニメ『刺客篇』などの関連プロジェクトは進行しています。作品そのものの展開がすべて終了したわけではありません。
今後の注目点は、藤本タツキの次回作と、原作漫画の新たな展開が公式に発表されるかどうかです。現時点では全24巻を通して、第1部から第2部までの物語を楽しめる状態になっています。