ジェルネイルを続けていると、毎月のサロン代や予約の手間、定期的な付け替えが負担に感じられることがあります。「そろそろジェルネイルをやめたい」「自爪に戻したらきれいになるの?」「やめて後悔しない?」と迷っている人も少なくないでしょう。
実際、ジェルネイルを卒業するメリットは、ネイルサロン代の節約だけではありません。自爪の状態を確認しやすくなること、オフによる負担を減らせること、予定に合わせて爪を自由に整えられることなど、生活面にも変化が生まれます。一方で、ジェル特有のツヤや強度がなくなることや、薄くなった爪が元の状態に戻るまで時間がかかることには注意が必要です。
2026年の美容センサスや日本皮膚科学会、国立がん研究センター、日本ネイリスト協会の情報を踏まえ、ジェルネイルをやめてよかった理由、年間費用、卒業後の自爪の変化、後悔しないためのケア方法まで詳しく解説します。
【ジェルネイルをやめてよかった理由】お金・時間・自爪に生まれる6つのメリット

ジェルネイルをやめた人がメリットとして実感しやすいのは、経済的な負担と定期的なメンテナンスから解放されることです。
ただし、それだけではありません。爪を自然な状態で観察できるようになり、日常生活での自由度が上がることも、卒業を選ぶ理由になります。
1. 毎月のネイルサロン代を節約できる最も分かりやすいメリットは、継続的な美容費を減らせることです。
ジェルネイルは、施術料金だけでなく、デザイン変更、オフ、付け替えなどにも費用がかかります。シンプルなワンカラーを選んでいても、定期的に通えば年間の支出は決して小さくありません。
株式会社リクルートのホットペッパービューティーアカデミーが公表した「美容センサス2026年上期」では、ネイルサロンを利用する女性の1回あたりの利用金額は平均6,115円でした。
年間利用回数は平均5.67回で、前年から6.6%減少しています。利用を続けながらも支出を調整する女性が増えていることが分かります。
ただし、この平均金額はジェルネイルだけを対象とした料金ではなく、ネイルサロンの利用全体を対象とした数字です。
定期的にジェルネイルを付け替える人は、自分の来店周期に合わせて年間費用を計算すると、節約効果を把握しやすくなります。
2. サロンに通う時間と予約のストレスがなくなるジェルネイルは、定期的なメンテナンスが必要な美容習慣です。
爪が伸びると根元に隙間ができ、デザインとのバランスも変わります。そのため、次の予約を考えたり、希望日に空きがあるサロンを探したりする必要があります。
仕事や育児、家事などで予定が変わりやすい人にとって、定期的な予約は意外と大きな負担です。
卒業すれば、次回予約や付け替えの予定を気にする必要がありません。
- 休日をサロンの予約に合わせなくてよい
- 急な予定変更にも対応しやすい
- 施術中の長時間の拘束がなくなる
- デザインを決めるために悩む時間が減る
美容に使っていた時間を、趣味や休息、家族との時間に回せる点も魅力です。
3. オフによる自爪への負担を減らせるジェルネイルをやめてよかったと感じる理由として、爪への物理的な負担も挙げられます。
ジェルネイルの除去方法には、専用の薬剤で溶かす方法や、グラインダーなどで削る方法があります。使用する製品や施術方法によって異なりますが、繰り返し爪表面を削ると、爪が薄くなる原因になります。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、ジェルネイルの再装着を繰り返すことで自然の爪甲が徐々に薄くなる可能性が指摘されています。
また、爪甲の厚さは女性の指爪で約0.5mm前後とされ、削り過ぎには注意が必要です。
ジェルネイルを卒業すれば、少なくとも定期的な付け替えに伴う削り作業を減らせます。
ただし、すでに薄くなった爪が卒業した翌日から元通りになるわけではありません。傷んだ部分が伸びて入れ替わるまで、丁寧に保護する必要があります。
4. 自爪の色や形、健康状態を確認しやすくなるジェルネイルをしている間は、爪の表面がカラーや樹脂で覆われています。
そのため、爪の変色、亀裂、浮きなどの変化に気づきにくくなることがあります。
ジェルネイルをやめると、爪そのものの色や表面の状態を確認しやすくなります。
例えば、次のような変化を観察できます。
- 爪表面の縦筋や横筋
- 爪先の二枚爪や亀裂
- 爪の白濁や変色
- 爪と皮膚の間に生じる隙間
- 爪周囲の赤みや腫れ
自爪の状態を把握できることは、日常的なセルフケアにも役立ちます。
5. 日常生活で爪を自由に使いやすくなる長さ出しや立体的なパーツを使ったジェルネイルは華やかな反面、生活の中で不便を感じる場合があります。
例えば、コンタクトレンズの着脱、細かい作業、スマートフォンの操作、料理などです。
自爪に戻して短く整えれば、こうした動作がしやすくなることがあります。
特に、仕事でパソコンを長時間使う人や、手先を細かく使う職業の人にとっては、実用面でのメリットが大きいでしょう。
6. ネイルデザインへの依存から離れられるジェルネイルを続けていると、爪に何も塗っていない状態が物足りなく感じられることがあります。
しかし、卒業すると、透明な自爪や自然なピンク色の爪を楽しむという選択肢も生まれます。
爪の形を整えたり、甘皮周辺を清潔に保ったりするだけでも、手元の印象は変わります。
華やかなデザインを楽しむことと、何も塗らない自然な爪を楽しむことは、どちらも美容の選択肢です。
ジェルネイルをしないことが美容を諦めることにつながるわけではありません。
【年間費用を徹底比較】ジェルネイルをやめるといくら節約できる?
ジェルネイルを卒業するか迷っている人にとって、具体的な金額は重要な判断材料です。
1回の施術料金だけを見ると、それほど高く感じない可能性があります。しかし、年間に換算すると支出の大きさが見えてきます。
ジェルネイルの年間費用をシミュレーション2026年の美容センサスで公表された女性のネイルサロン平均利用金額6,115円を基準に、定期的に通う場合の費用を試算します。
| 来店周期の想定 | 年間施術回数 | 年間費用の目安 |
|---|---|---|
| 3週間に1回 | 約17回 | 約103,955円 |
| 4週間に1回 | 約13回 | 約79,495円 |
| 5週間に1回 | 約10回 | 約61,150円 |
| 6週間に1回 | 約9回 | 約55,035円 |
※1回6,115円として計算した編集部試算。年間回数は概算であり、実際のジェルネイル専用料金や平均来店周期を示すものではありません。オフ代、追加アート、指名料などは含みません。
4週間に1回のペースで通っている場合、年間の施術費用は約8万円です。
これにオフ代や追加メニューが加われば、支出はさらに増えます。
ジェルネイルをやめることで、こうした継続的な支出を見直せます。
ネイルサロン代を節約したお金の使い道卒業後に浮いたお金は、ほかの美容や生活費に回すこともできます。
例えば、年間8万円を節約できた場合、次のような使い道が考えられます。
- ハンドクリームやネイルオイルなどのセルフケア用品
- 美容院やスキンケアへの投資
- 旅行やレジャー
- 趣味や習い事
- 貯蓄や生活費の補填
大切なのは、ジェルネイルをやめることそのものではなく、自分が満足できる美容費の使い方を選び直すことです。
セルフネイルに切り替える場合も初期費用に注意ジェルネイルをやめた後、マニキュアやネイルチップを使う方法もあります。
ただし、セルフジェルネイルに切り替えた場合は、UV・LEDライト、ジェル、ブラシ、リムーバーなどの購入費用が必要です。
また、自己流のオフや未硬化ジェルの皮膚への付着にはトラブルのリスクがあります。
節約だけを優先してセルフジェルに移行するよりも、まずは自爪を整えるシンプルなケアから始めるほうが、卒業後の負担を減らしやすくなります。
【やめて後悔する?】ジェルネイル卒業後のデメリットと自爪の変化
ジェルネイルをやめるとメリットがある一方で、卒業後に物足りなさや不便さを感じる人もいます。
特に、長年ジェルネイルを続けてきた人ほど、見た目や強度の違いに戸惑う可能性があります。
1. 自爪の薄さや弱さが気になるジェルネイルを外した直後に感じやすいのが、自爪の薄さです。
ジェルが付いていたときには気づかなかった爪の凹凸や、先端の欠けやすさが目立つ場合があります。
また、長期間ジェルネイルを続けていた場合、オフによる削り過ぎなどで爪が薄くなっていることもあります。
この状態で無理に長さを出そうとすると、亀裂や折れにつながる可能性があります。
卒業直後は短めに整え、爪に負担をかけないことが大切です。
2. ジェル特有のツヤや華やかさがなくなるジェルネイルの魅力は、厚みのあるツヤや豊富なカラー、自由度の高いデザインです。
卒業すると、これまで当たり前だった華やかな手元がなくなり、物足りなさを感じることがあります。
特に、季節やイベントに合わせてデザインを変えることが好きだった人は、楽しみが一つ減ったように感じる可能性があります。
その場合は、透明なトップコートや肌なじみのよいマニキュアを使う方法があります。
3. 爪が割れたり欠けたりしやすくなるジェルネイルは自爪の表面を覆うため、外部からの衝撃を受ける際の感覚や爪の強度が、何も塗っていない状態とは異なります。
卒業後は、自爪の長さや形を生活スタイルに合わせて調整する必要があります。
例えば、次のような工夫が有効です。
- 爪を長く伸ばし過ぎない
- 爪先を道具代わりに使わない
- 水仕事ではゴム手袋を使う
- 爪切りで無理に短くせず、やすりで整える
ジェルネイルをしていないからといって、爪のトラブルがなくなるわけではありません。
4. 卒業直後は自爪の見た目に自信を持てないジェルネイルを長く続けていると、素の爪を見る機会が少なくなります。
そのため、オフ直後の爪の色や形に違和感を覚えることがあります。
ただし、爪の表面が多少でこぼこしていても、すべてがジェルネイルによるダメージとは限りません。
爪の状態には、体質や加齢、日常生活、皮膚の病気など複数の要因が関係します。
気になる変化が続く場合は、自己判断で削ったり隠したりせず、皮膚科で確認することも検討してください。
5. 自爪を維持するためのセルフケアが必要になるジェルネイルをやめても、爪の手入れが完全に不要になるわけではありません。
むしろ、自爪を美しく保つには、日常的な保湿や保護が大切になります。
ただし、サロンに毎月通う必要はなく、自宅でできる基本的なケアを習慣化すれば十分な場合もあります。
ジェルネイルをやめた後のメリット・デメリット比較| 比較項目 | やめた後のメリット | 考えられるデメリット |
|---|---|---|
| 費用 | 定期的な施術費を節約できる | ケア用品の購入費が必要 |
| 時間 | サロン予約や施術時間が不要 | 自宅での手入れが必要 |
| 自爪 | 繰り返すオフの負担を減らせる | 傷んだ爪はすぐには戻らない |
| 見た目 | 自然な爪の色や形を楽しめる | ツヤやデザインが減る |
| 日常生活 | 短く整えれば細かい作業がしやすい | 爪の強度が物足りない場合がある |
| 健康面 | 爪や皮膚の状態を確認しやすい | 既存の爪トラブルが残る場合がある |
重要なのは、ジェルネイルをやめれば必ず爪が健康になるという単純な話ではないことです。
オフの負担を減らせることと、すでに生じたダメージが回復することは別の問題として考える必要があります。
【自爪のダメージとアレルギー】ジェルネイルをやめるべき注意サイン
ジェルネイルを続けるかどうかを考える際には、爪の見た目だけでなく、皮膚や爪周囲の健康状態にも目を向けたいところです。
日本皮膚科学会や日本ネイリスト協会は、ジェルネイルに関連する爪の損傷や皮膚障害について注意を促しています。
オフの繰り返しで爪が薄くなる仕組みジェルネイルのオフでは、製品によって専用リムーバーやファイル、グラインダーなどを使用します。
問題になるのは、除去の際に自爪まで過剰に削ってしまうことです。
爪は皮膚の一部であり、削り過ぎた部分がその場ですぐ再生するわけではありません。
日本皮膚科学会によると、指爪は1日に約0.1mm伸びます。繰り返し削られた部分は、新しく伸びてくる爪に置き換わるまで時間が必要です。
また、ジェルと自爪の間に隙間ができると、そこに水分などが入り込み、緑膿菌による感染を起こすこともあります。
爪の浮きや変色を見つけた場合、上からジェルを塗って隠すことは避けましょう。
ジェルネイルのアレルギーは爪以外にも症状が出る見落としたくないのが、ジェルネイルに関連するアレルギー性接触皮膚炎です。
ジェル製品に含まれるアクリレート類などの成分が皮膚に接触することで、アレルギー反応が生じる場合があります。
考えられる症状には次のようなものがあります。
- 爪の周囲の赤みや腫れ
- 指先の強いかゆみ
- 小さな水ぶくれ
- 皮膚のひび割れや湿疹
- まぶたや顔など、指先以外の皮膚の炎症
日本皮膚科学会の「接触皮膚炎診療ガイドライン2020」では、ネイル化粧品に含まれるアクリレートなどが、手指やまぶたの接触皮膚炎に関係する可能性について記載されています。
日本ネイリスト協会が紹介している皮膚安全性症例情報ネットワークの報告では、2011~2016年にジェルネイルに起因する皮膚障害が58件発生し、そのうち20件がアレルギー性接触皮膚炎と診断されたとされています。
これは特定期間に報告された症例数であり、現在の利用者全体における発症率を示す数字ではありません。しかし、施術を受ける側だけでなく、日常的に製品を扱うネイリストにも注意が必要な問題です。
かゆみや腫れなどの症状が出た場合は、ジェルネイルの使用を中止し、皮膚科を受診してください。原因成分を特定するためにパッチテストが検討されることもあります。
症状が出ている状態で別のジェル製品に変更して再開するのは避けましょう。
2025年のEUのTPO規制と日本の状況ジェルネイルの成分については、TPO(トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド)も話題になりました。
TPOは、LEDなどの専用ライトでジェルを硬化させる際に作用する光重合開始剤です。
日本ネイリスト協会が2025年10月3日に公表した案内によると、EUでは2025年9月1日からTPOを含む化粧品の市場提供が禁止されました。
一方、同協会の2025年10月1日時点の説明では、日本ではTPOは化粧品への配合規制対象に含まれていませんでした。
また、EUの規制は化学物質の評価に基づくものであり、ジェルネイルを使用することで直ちに健康被害が生じると確認されたことを意味するものではありません。
TPOの規制と、アクリレート類などによるアレルギー性接触皮膚炎は別の問題です。特定の成分だけを避ければ、すべての皮膚トラブルを防げるというわけではありません。
【ジェルネイル卒業後のネイルケア】自爪をきれいに育てる5つの習慣
ジェルネイルをやめた後に大切なのは、無理に爪を美しく見せようとすることではなく、爪が自然に伸びる環境を整えることです。
特別な高級ケア用品をそろえる必要はありません。
国立がん研究センターの「がん情報サービス」に掲載されている爪のケア情報でも、清潔・保湿・保護を基本としたケアが紹介されています。
1. オフ後は自爪を短めに整えるジェルネイルを外した直後は、爪を長く伸ばそうとしないことがポイントです。
薄くなった爪や先端に亀裂がある爪は、ちょっとした衝撃でも欠けることがあります。
まずは指先から少し出る程度の長さを目安にし、生活しやすい形に整えましょう。
爪の端を深く切り込最初に、角を自然に残したスクエアオフなどの形も選択肢です。
爪が乾燥している場合や亀裂がある場合は、爪切りで無理に切らず、やすりで少しずつ整える方法が適しています。
2. ネイルオイルで爪周囲を保湿するジェルネイルを卒業した後の基本的なケアが保湿です。
特に、オフ後の爪周辺は乾燥や刺激が気になることがあります。
ネイルオイルやハンドクリームを使って、爪と爪周囲の皮膚を保湿しましょう。
おすすめのタイミングは次のとおりです。
- 朝の洗顔や身支度の後
- 手洗いの後
- 入浴後
- 就寝前
ネイルオイルを塗る場合は、爪の根元、両サイド、爪先周辺まで丁寧になじませます。
その上からハンドクリームを塗れば、指先全体の保湿にもつながります。
国立がん研究センターは、ローション、クリーム、オイルなど、使用感のよい保湿剤を選ぶことを勧めています。特別な製品が優れているという科学的根拠があるわけではありません。
3. 水仕事では手袋を使う水仕事や洗剤の使用は、手指の皮膚や爪に負担をかけることがあります。
食器洗いや掃除をする際は、ゴム手袋を使用して爪と皮膚を保護しましょう。
特に、オフ後に爪が薄くなっている場合は、できるだけ直接的な刺激を減らすことが大切です。
4. 甘皮を無理に処理しない自爪育成を始めると、甘皮周辺をきれいにしたくなる人もいます。
しかし、甘皮を無理に押し上げたり、ニッパーで深く切ったりすると、爪周囲の皮膚を傷つける可能性があります。
まずは保湿を中心にし、甘皮を過剰に取り除かないようにしましょう。
爪の根元に炎症や傷がある場合は、セルフケアを控えて医療機関に相談してください。
5. 必要に応じて透明なネイルカラーを使う自爪の色や凹凸が気になる場合は、透明なトップコートや薄いカラーのマニキュアを使う方法があります。
ただし、頻繁に除光液を使うと乾燥につながることがあるため、必要以上に塗り替えないことが大切です。
また、爪の変色や剥離が気になる場合は、ネイルカラーで隠さず、まず状態を確認してください。
卒業後1か月の自爪ケアスケジュール| 時期 | 主なケア | 目標 |
|---|---|---|
| オフ当日 | 爪を短く整え、保湿する | 爪への追加負担を避ける |
| 1週間目 | オイルとクリームで保湿 | 乾燥と亀裂を防ぐ |
| 2週間目 | 長さと表面の状態を確認 | 無理なく整える |
| 3週間目 | 水仕事で手袋を使用 | 外部刺激から保護 |
| 4週間目 | 新しく伸びた部分を確認 | ケア習慣を継続する |
※上記は日常的なセルフケアの目安であり、爪の損傷や皮膚疾患の治療期間を示すものではありません。
爪の状態には個人差があります。1か月で完全に元通りになると考えず、無理のないペースでケアを続けましょう。
【ジェルネイルをやめるタイミング】卒業に向いている人・続けたほうが満足できる人
ジェルネイルをやめるタイミングに、全員に共通する正解はありません。
ただし、爪の状態や生活環境、経済的な負担を考えると、卒業を検討したほうがよいタイミングはあります。
ジェルネイルをやめることを検討したいタイミング次のような状況に当てはまる場合は、一度ジェルネイルを休むことを考えてみましょう。
爪が薄くなったり、割れやすくなったりしている場合
繰り返すオフで爪が薄くなっているなら、さらなる削り作業を避けることが大切です。
爪や指先にかゆみや腫れが出ている場合
アレルギー性接触皮膚炎などの可能性があります。施術を中止して皮膚科で診断を受けてください。
サロン代が家計の負担になっている場合
毎月の美容費を見直したいときは、ジェルネイルの卒業が支出を減らす選択肢になります。
仕事や生活環境が変わった場合
職場の規定や仕事内容、育児などの事情で長い爪や装飾が不便になった場合も、卒業を考えるきっかけになります。
オフするならどのタイミングがよい?爪にトラブルがない場合は、次の付け替え時期に合わせてサロンでオフする方法があります。
ジェルが浮いている部分を無理に剥がすのは避けましょう。
自分で無理に削ったり、爪とジェルの間に器具を差し込んだりすると、自爪の表面まで傷つける可能性があります。
特に、長期間ジェルネイルを続けていた人や、爪が薄くなっている人は、サロンで状態を確認してもらいながら除去するほうが安心です。
ただし、アレルギーが疑われる症状がある場合は、次の予約日まで待たずに使用を中止し、医療機関に相談してください。
ジェルネイルをやめてよかったと感じやすい人- 美容費を減らしたい人
- 定期的な予約や通院のようなサロン通いが負担になっている人
- 自爪の状態を確認しながらケアしたい人
- 短い爪やナチュラルな手元が好きな人
- 爪や指先にトラブルがあり、ジェルネイルを休む必要がある人
- ジェル特有のツヤやデザインを何より楽しんでいる人
- 自爪の見た目よりも、ジェルの厚みや補強感を重視している人
- イベントや仕事で華やかなネイルが必要な人
- 自宅での保湿や爪の手入れを負担に感じる人
もちろん、後者に当てはまるからといって、ジェルネイルを続けなければならないわけではありません。
デザインを楽しむ頻度を減らしたり、ハンドケアだけサロンで受けたりする方法もあります。
ジェルネイルをやめた人の体験談を参考にするときのポイントジェルネイルを卒業した人の経験を参考にする際は、単に「やめてよかった」「後悔した」という感想だけで判断しないことが大切です。
注目したいのは、次の3点です。
1. 何が理由で卒業したのか
費用の節約が目的なのか、爪のダメージが気になったのかによって、卒業後の満足度は変わります。
2. オフ後の自爪がどのような状態だったのか
もともと爪が健康だった人と、繰り返すオフで薄くなっていた人では、卒業後の経過が異なります。
3. 卒業後にどのようなケアを続けているのか
単にジェルネイルをやめただけなのか、ネイルオイルやハンドクリームによる保湿を習慣にしたのかも、参考にしたいポイントです。
なお、2026年の美容センサスはネイルサロンの利用実態を調べた調査であり、ジェルネイルを卒業した人の理由や後悔率を集計したものではありません。
そのため、個人の体験談をすべての利用者に当てはまる傾向として捉えるのではなく、自分と似た爪の状態や生活環境の人の経験を参考にすることが現実的です。
【ジェルネイルをやめてよかった】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジェルネイルをやめたら自爪はきれいになりますか?
ジェルネイルをやめることで、繰り返すオフや爪表面の削り過ぎによる負担を減らせます。ただし、すでに薄くなった部分がすぐに元に戻るわけではありません。新しい爪が伸びるのを待ちながら、保湿と保護を続けることが大切です。
Q2:ジェルネイルをやめた後、どのくらいで自爪に戻りますか?
指爪は1日に約0.1mm伸びるとされています。傷んだ部分が先端まで伸びて入れ替わるには時間が必要です。爪の長さや損傷の程度によって異なるため、一律に何週間で回復すると決めることはできません。
Q3:ジェルネイルをやめると年間いくら節約できますか?
2026年の女性のネイルサロン平均利用金額6,115円を基準にすると、4週間に1回の施術で年間約79,495円、3週間に1回なら約103,955円が目安です。ただし、実際の料金や追加メニュー、オフ代によって異なります。
Q4:ジェルネイルをやめた後はマニキュアを塗っても大丈夫ですか?
爪や皮膚にトラブルがなければ、通常のマニキュアを使う方法もあります。ただし、爪の変色や剥離、炎症がある場合は、先に皮膚科で確認しましょう。除光液の頻繁な使用も避け、使用後は保湿してください。
Q5:ジェルネイルは必ず爪を傷めますか?
必ず傷むわけではありません。ただし、オフの際の削り過ぎや不適切な施術、ジェルの浮き、皮膚への製品の付着などは、爪や皮膚のトラブルにつながる可能性があります。適切な施術とケアが大切です。
Q6:ジェルネイルをやめるならサロンでオフしたほうがよいですか?
長期間続けていた場合や爪が薄くなっている場合は、サロンで状態を確認しながらオフする方法がおすすめです。無理に剥がしたり、自分で強く削ったりすることは避けましょう。かゆみや腫れがある場合は皮膚科にも相談してください。
ジェルネイルをやめてよかったと感じる理由は、単純な節約だけではありません。
定期的なサロン通いから解放されること、オフによる自爪への負担を減らせること、自然な爪の状態を確認しやすくなることなど、生活や美容習慣にさまざまな変化が生まれます。
2026年の美容センサスでも、女性のネイルサロン利用率は過去5年で最も高い9.2%となる一方、年間利用回数や1回あたりの利用金額は前年を下回っています。ネイルを楽しみながらも、美容費を調整する動きが見られます。
一方、ジェルネイルをやめれば、すぐに自爪が強く美しくなるわけではありません。オフ後の爪が薄くなっていたり、割れやすくなっていたりする場合は、短く整え、保湿と保護を続ける必要があります。
特に覚えておきたいのは、ジェルネイルを続けることと、健康的な自爪を保つことは、必ずしも両立しない場合があるという点です。
美容を楽しむ方法は一つではありません。ジェルネイルを卒業して自爪を育てるのも、必要なときだけサロンに通うのも、自分に合った選択です。
大切なのは、費用、時間、爪の健康状態、そして自分が本当に楽しめる美容習慣を基準に判断すること。
ジェルネイルをやめることを後ろ向きに捉えず、自分の手元と向き合う新しいスタートとして考えてみてはいかがでしょうか。