アニメ『憂国のモリアーティ』は、19世紀末のイギリスを舞台に、腐敗した階級社会を変えようとするウィリアム・ジェームズ・モリアーティと、名探偵シャーロック・ホームズの対決を描いたミステリー作品です。テレビシリーズは2020年10月に放送が始まり、2021年4月からの2クール目を含めて全24話で構成されています。加えて、2022年にはOVA全2話も発売されました。
2026年11月2日時点で注目されるのは、テレビアニメ第2期の制作発表があるのかという点です。2026年2月15日には5周年記念イベントが開催され、4月には公式イベントレポートも公開されました。一方、続編制作については、公式サイトで第2期の制作決定は発表されていません。放送時期、全話数、声優一覧、配信サービス、OVAの内容まで、現在の情報を整理します。
【2026年最新情報】憂国のモリアーティアニメ2期はいつ?全何話で放送日はいつだった?

最初に押さえておきたいのは、テレビアニメ第2期と、既存シリーズの2クール目は別の意味だということです。
『憂国のモリアーティ』のテレビシリーズは、2020年10月から2021年6月までの期間に2クール構成で放送されました。全24話で物語が一区切りとなっており、後半部分を独立した第2期と呼ぶのは正確ではありません。
テレビアニメの放送日と全24話の構成公式サイトの放送情報によると、最初の放送は2020年10月11日。TOKYO MXをはじめ、BS11、MBSなどで順次放送されました。
2020年10月9日には、公式サイトから全24話構成と2021年4月の2クール目開始が発表されています。
放送時期を整理すると、次のとおりです。
- 2020年10月11日:テレビシリーズ第1クール放送開始
- 2021年4月4日:TOKYO MXで第2クール放送開始
- 2021年4月6日:BS11・MBSで第2クール放送開始
- 全24話:テレビシリーズ完結
- 2022年4月27日:OVA収録Blu-ray・DVD発売
なお、放送開始日は放送局によって異なります。特に第2クールは、TOKYO MXとBS11・MBSで初回放送日が違うため、放送日を調べる際には注意が必要です。
2026年11月現在、第2期の制作発表はある?2026年11月2日時点で、テレビアニメ第2期の制作決定、放送開始日、追加キャストなどを告知する公式発表は確認できません。
公式サイトでは2026年2月の5周年記念イベントや、同年4月のイベントレポート、5月のコラボレーション企画などが掲載されています。しかし、これらは既存作品の記念企画や関連展開であり、新作テレビシリーズの制作発表とは異なります。
ここで注意したいのは、「第2期が未発表」という状況と「第2期が制作中止になった」という状況は同じではないことです。制作中止やシリーズ終了が公式に発表されたわけでもありません。
したがって、2026年の現状を正確に整理すると、テレビアニメは全24話で一区切りしており、続編の制作予定は公式発表待ちという状態です。
【あらすじと見どころ】ウィリアムとシャーロックが対立する理由とは?
『憂国のモリアーティ』の物語は、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズに登場する宿敵、モリアーティ教授を主人公に据えた大胆な再構成です。
一般的なホームズ作品では、犯罪を企てるモリアーティは探偵が追うべき悪役として描かれます。しかし本作では、そのモリアーティ側の思想や行動原理に焦点を当てています。
19世紀末のイギリスに存在する階級社会物語の舞台は、産業革命が進展し、大英帝国が繁栄を極めていた19世紀末のイギリスです。
一方、作品内の社会では、貴族が圧倒的な特権を持ち、労働者や貧困層は生まれによって厳しい生活を強いられています。公式イントロダクションでは、人口の3%にも満たない貴族が国を支配する社会として説明されています。
この不平等な社会構造に疑問を抱き、改革を実行しようとする人物がウィリアム・ジェームズ・モリアーティです。
彼は優れた頭脳と計画性を持つ数学教授でありながら、裏では犯罪を利用して腐敗した貴族を裁く「犯罪卿」として活動します。
ただし、彼の目的は単純な復讐ではありません。目指しているのは、生まれによって人間の価値が決まる社会そのものを変えることです。
ウィリアムとシャーロックの関係性が物語の中心物語の大きな転換点となるのが、シャーロック・ホームズとの出会いです。
シャーロックは卓越した観察眼と推理力を持つ探偵です。犯罪事件の背後に潜む真相を追ううちに、ウィリアムの存在とその計画に近づいていきます。
二人は単純な善悪の対立関係ではありません。ウィリアムは社会の不正を正すために犯罪を利用し、シャーロックは犯罪の真相を解き明かすことで社会の秩序を守ろうとします。
どちらも優れた知性を持ち、現状に対して独自の正義を持っているからこそ、二人の対決には単純な勝敗以上の意味があります。
全24話の物語を大きく分けると?序盤では、ウィリアムたちが貴族の犯罪や不正を利用して社会の矛盾を暴いていく姿が描かれます。
中盤ではシャーロックとの関係が深まり、事件を通して二人の知略がぶつかり合います。さらに後半では、犯罪卿としてのウィリアムの計画が大きな局面を迎えます。
最終話となる第24話「最後の事件 第二幕」では、ウィリアムの計画の真意をシャーロックが追い、タワーブリッジで二人が再び対峙します。
この最終局面は、本作が単なる犯罪ミステリーではなく、正義とは何か、社会を変えるために何を犠牲にしてよいのかを問う物語であることを象徴しています。
【声優一覧・制作スタッフ】斉藤壮馬や古川慎ら豪華キャストを紹介
作品の魅力を支えているのが、登場人物の知性や葛藤を表現する声優陣です。
特に、斉藤壮馬が演じるウィリアムと、古川慎が演じるシャーロックの対比は要点です。静かな知性と緊張感のある掛け合いが、作品全体のミステリアスな雰囲気を形作っています。
主要キャラクターと担当声優一覧| キャラクター | 声優 | 人物・物語上の役割 |
|---|---|---|
| ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ | 斉藤壮馬 | 腐敗した階級社会を変えようとする主人公。犯罪卿として計画を実行する。 |
| アルバート・ジェームズ・モリアーティ | 佐藤拓也 | モリアーティ家の長男。ウィリアムの思想を支える重要人物。 |
| ルイス・ジェームズ・モリアーティ | 小林千晃 | ウィリアムの弟。兄を深く信頼し、計画を支援する。 |
| セバスチャン・モラン | 日野聡 | モリアーティ陣営の重要な協力者。 |
| フレッド・ポーロック | 上村祐翔 | モリアーティ陣営の一員。諜報や任務で活躍する。 |
| シャーロック・ホームズ | 古川慎 | 優れた推理力を持つ名探偵。ウィリアムの計画に迫る。 |
| ジョン・H・ワトソン | 小野友樹 | シャーロックの友人であり、行動を共にする人物。 |
| アニメーション制作 | Production I.G | テレビシリーズおよびOVAのアニメーション制作を担当。 |
| 原作漫画の構成 | 竹内良輔 | 物語の構成を担当。 |
| 原作漫画 | 三好輝 | 集英社「ジャンプSQ.」連載作品の漫画を担当。 |
ウィリアムは、穏やかな表情の奥に強い意志を秘めた人物です。
彼の行動には冷静な計算があり、感情に流されず目的を遂行しようとします。しかし、仲間や社会に対する思いがないわけではありません。むしろ、その理想を実現するために自分自身を犠牲にしようとするところに、人物としての複雑さがあります。
斉藤壮馬の演技は、知的な落ち着きと内面に秘めた強い感情の両方を表現するうえで、作品の中心的な役割を果たしています。
古川慎が演じるシャーロックの存在感一方、シャーロックはウィリアムとは異なる方向から事件に迫る人物です。
直感的で自由奔放な性格を持ちながら、推理に関しては非常に鋭い能力を発揮します。ウィリアムの緻密な計画とシャーロックの柔軟な推理がぶつかることで、物語に独特の緊張感が生まれます。
古川慎の演技によって、シャーロックの軽妙さと探偵としての鋭さが両立しています。
Production I.Gによる映像表現アニメーション制作はProduction I.Gが担当しています。
監督は野村和也、シリーズ構成は第1クールを雑破業、第2クールを岸本卓が担当。キャラクターデザイン・総作画監督は大久保徹、音楽は橘麻美です。
本作の映像面で印象的なのは、19世紀末のロンドンを思わせる街並みや建築物、貴族社会の華やかさと貧民街の暗さを対比させる美術表現です。
こうした視覚的な演出は、作品の中心テーマである階級格差を説明的な台詞だけに頼らず伝える効果を持っています。
【OVA全2話】百合の追憶とモリアーティ家の休日の内容・見る順番
テレビシリーズを見終えた人が次に気になるのが、OVAの存在です。
『憂国のモリアーティ』には、OVAとして「百合の追憶」と「モリアーティ家の休日」の2作品があります。どちらも2022年4月27日発売のBlu-ray・DVD『憂国のモリアーティ~百合の追憶~』に収録されました。
OVA第1話「百合の追憶」「百合の追憶」は、イギリス有数の温泉地として知られるバースを舞台にしたエピソードです。
貴族画家が描いた絵画が汚される事件が発生し、ウィリアムは貧民街に咲く白百合の花に既視感を覚えます。
ルイスとともに現地を訪れたウィリアムは、捜査のためにやってきたシャーロックたちと再会。事件の背景を調べるため、キュービッド男爵という画家のもとを訪ねることになります。
本編で描かれる二人の知略の応酬を楽しめる、ミステリー色の強いエピソードです。
なお、タイトルに「百合」という言葉が含まれていますが、作品紹介で描かれている中心的な内容は絵画をめぐる事件とその捜査です。
OVA第2話「モリアーティ家の休日」こちらは本編とは少し違った、モリアーティ家のメンバーの日常を楽しめるエピソードです。
秘密主義を貫いてきたモリアーティ家に、お茶会の当番が回ってきます。
招待された貴婦人たちをもてなしながら、裏の活動については一切悟られないようにするという任務です。アルバートの指示のもと、メンバーがそれぞれの役割を担ってお茶会を成功させようとします。
普段は緊張感のある計画や事件に関わっている人物たちの、意外な一面が見られる点が見どころです。
OVAを見るおすすめの順番初めて視聴する場合は、以下の順番がおすすめです。
- テレビアニメ第1話~第24話
- OVA第1話「百合の追憶」
- OVA第2話「モリアーティ家の休日」
テレビシリーズで主要人物の関係性や物語の背景を理解してからOVAを見ると、キャラクター同士のやり取りをより楽しめます。
OVAはテレビシリーズの続編となる新しい24話構成の物語ではなく、既存キャラクターを中心にした追加エピソードです。
【配信サービス一覧】憂国のモリアーティを2026年に視聴する方法
2026年に本作を初めて視聴する場合は、テレビシリーズとOVAの両方を配信しているサービスを探すと効率的です。
ただし、配信状況は契約や地域、配信期間によって変更されます。過去に公式サイトで配信が発表されたサービスが、現在も同じ条件で視聴できるとは限りません。
テレビシリーズの公式配信案内公式サイトの配信情報では、テレビシリーズ全24話について、過去に以下のサービスでの配信が案内されています。
- アニメ放題
- dアニメストア
- dTV
- Netflix
- ひかりTV
- バンダイチャンネル
- Hulu
- U-NEXT
- アニメタイムズ(Amazon Prime Videoチャンネル)
- Amazon Prime Video(都度課金)
- DMM.com(都度課金)
- ニコニコチャンネル(都度課金)
- Rakuten TV(都度課金)
これは公式サイトに掲載された過去の配信案内に基づくサービス一覧です。2026年11月現在の全サービスでの配信継続を保証するものではありません。
本編24話とOVA2話をまとめて見るには?視聴先を探すうえで参考になるのが、dアニメストアの作品ページです。
同サービスでは、本編24話にOVA2話を加えた全26話として掲載されています。つまり、テレビシリーズだけを見たい人は第24話まで、OVAまで含めて楽しみたい人は第26話まで確認すればよい構成です。
サービスを選ぶ際は、次の3点を確認すると失敗しにくくなります。
- 見放題かレンタルか:月額料金に含まれるのか、作品ごとに追加料金が必要なのかを確認する。
- OVAの収録状況:テレビシリーズ24話だけでなく、追加の2話も配信されているか確認する。
- 視聴可能な地域:海外から利用する場合は、国内向けサービスの地域制限にも注意する。
特にNetflixなどは、国によって作品の取り扱いが異なる場合があります。日本向けの配信情報と海外向けの配信情報を混同しないことが大切です。
【2026年5周年記念イベント】開催内容とアニメ続編制作の現在地
2026年は『憂国のモリアーティ』のアニメ放送開始から5周年を記念する企画が展開された年です。
公式サイトでは5周年記念イベントの開催が告知され、2026年2月15日に東京・一ツ橋ホールでスペシャルステージが実施されました。
2026年2月15日の5周年記念イベント公式イベントページで発表された出演者は、次の4人です。
- 斉藤壮馬:ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役
- 佐藤拓也:アルバート・ジェームズ・モリアーティ役
- 古川慎:シャーロック・ホームズ役
- 小野友樹:ジョン・H・ワトソン役
開催日時は2026年2月15日(日)、開場16時、開演17時。会場は東京の一ツ橋ホールでした。
公式案内では1回限りのスペシャルステージとされ、ライブ配信や収録映像の後日配信も予定されていませんでした。
イベントでは朗読劇や謎解き企画も実施2026年4月1日には、公式サイトから5周年記念イベントのレポートが公開されました。
公式レポートによると、当日は出演キャストによる作品トークに加えて、オリジナル朗読劇と謎解きゲームを組み合わせた企画コーナーも実施されました。
加えて、イベント内で上映された「10分でわかる!TVアニメ『憂国のモリアーティ』ダイジェスト映像」もYouTubeで公開されています。
5周年企画は、単に過去の放送を振り返るだけでなく、声優陣による作品トークや朗読劇を通して、作品の世界観を改めて楽しめる内容だったことが分かります。
5周年企画があれば第2期も決定する?ここは情報を分けて考える必要があります。
5周年記念イベントの開催や関連グッズの販売は、作品が現在も公式に展開されていることを示しています。しかし、それだけで新作アニメの制作が決まったことにはなりません。
2026年5月20日には、宝石専門店KARATZとのコラボレーションジュエリー・グッズに関する公式ニュースも掲載されています。2月の記念イベント、4月のイベントレポート、5月のコラボレーションと、記念企画は継続して展開されました。
一方、公式ニュース欄に第2期の制作決定や放送時期を告知する情報は、2026年11月2日時点で掲載されていません。
したがって、5周年イベントを第2期発表の前触れと断定することはできません。現在の正確な状況は、関連イベントや商品企画は実施されているものの、アニメ続編は未発表です。
【よくある質問】憂国のモリアーティアニメに関するFAQ
Q1:憂国のモリアーティのアニメは全部で何話ですか?
A1:テレビシリーズは全24話です。OVAの「百合の追憶」と「モリアーティ家の休日」を加えると、アニメ作品は合計26話になります。
Q2:憂国のモリアーティのアニメ2期は2026年に放送されますか?
A2:2026年11月2日時点で、第2期の制作決定や放送日は公式発表されていません。2021年4月の2クール目は既存シリーズの後半部分であり、独立した第2期ではありません。
Q3:ウィリアムとシャーロックの声優は誰ですか?
A3:ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役は斉藤壮馬、シャーロック・ホームズ役は古川慎です。アルバート・ジェームズ・モリアーティ役は佐藤拓也が担当しています。
Q4:OVAは全部で何話ありますか?
A4:OVAは全2話です。第1話が「百合の追憶」、第2話が「モリアーティ家の休日」です。2022年4月27日に発売されたBlu-ray・DVDに収録されています。
Q5:アニメを見るおすすめの順番は?
A5:テレビシリーズ第1話から第24話までを見た後、OVA「百合の追憶」、続いて「モリアーティ家の休日」を視聴する順番がおすすめです。
Q6:2026年の5周年記念イベントはいつ開催されましたか?
A6:2026年2月15日に東京・一ツ橋ホールで開催されました。斉藤壮馬、佐藤拓也、古川慎、小野友樹の4人が出演し、作品トークや朗読劇、謎解き企画などが行われました。
『憂国のモリアーティ』のアニメを2026年に視聴するなら、まず押さえておきたいのはテレビシリーズ全24話とOVA全2話の構成です。
2020年10月に放送が始まり、2021年4月から2クール目が展開されたテレビシリーズは、第24話「最後の事件 第二幕」で一区切りを迎えました。
主要キャストは、ウィリアム役の斉藤壮馬、シャーロック役の古川慎、アルバート役の佐藤拓也など。Production I.Gによる映像制作と、竹内良輔・三好輝による原作漫画の魅力が組み合わさった作品です。
また、2026年2月の5周年記念イベントは、作品が現在もファンに向けた公式展開を続けていることを示す出来事でした。ただし、イベント開催と続編制作決定は別の話であり、第2期の正式発表はまだありません。
作品をこれから見る人には、次の判断基準をおすすめします。
- ミステリーが好きな人:シャーロックとウィリアムの知略のぶつかり合いを楽しめます。
- 歴史や社会問題を扱う作品が好きな人:19世紀末の階級制度と社会改革というテーマに注目すると、物語をより深く理解できます。
- キャラクター同士の関係性を重視する人:モリアーティ家の3兄弟やシャーロックとワトソンの関係性、OVAの日常エピソードも見どころです。
- アニメの続きだけを知りたい人:第2期の発表を待つだけでなく、原作漫画を読むことでアニメ以降の物語にも触れられます。
『憂国のモリアーティ』は、単純に探偵が犯罪者を追う物語ではありません。正義と悪、社会改革と犠牲、個人の理想と社会の秩序という複数のテーマが交差する作品です。
2026年11月現在、アニメ第2期の放送日は未定ですが、全24話の本編とOVA2話を通して、ウィリアムとシャーロックが織りなす物語を十分に楽しめます。今後の続編情報については、5周年企画を展開した公式サイトの新着発表が注目されます。